はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
あなたは、ふだんなにげなくファンデーションを塗っていませんか?
メイクにはアイメイクや眉メイクのようにむずかしいメイクもありますが、それ以上にむずかしいのがベースメイクです。
あなたもこのような経験をしたことはありませんか?
肌色に合う色を選んだはずなのに、なぜか肌から浮いている…。
今日はなぜこのようなことが起こるのかや、どうすればあなたの肌色に合ったファンデーションを選ぶことができるのかについてご紹介します。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
それではさっそくご紹介します。
ベースメイクでむずかしいファンデーションの色の選び方について
先日、シンガポールにお住まいの方のオンラインベースメイクレッスンを開催しました。
メイクレッスンのおり、
ファンデーションをあたらしく買ったんですけど私にはどうも明るすぎるみたいで。
でもべつの色だと少し暗すぎるのではないかと思いますし…。
先生は仕事でいろいろな肌色の方にメイクをされていますが、どうやって肌色に合うファンデーションを選んでいるんですか?
というご質問をいただきました。
そうなんです。
ベースメイクでむずかしいのがファンデーションの色合わせです。
ベースメイクのレッスンで受講者様からじっさいにいただいたご質問などを挙げながら、くわしく回答していきたいと思います。
ファンデーションの色選びがむずかしい理由について
ファンデーションの色選びがむずかしい理由としては、一番最初に挙げたようにファンデーションを塗ると肌の色が明るくなりすぎる点です。
百貨店などで美容部員さんにあなたに合う肌色を診てもらったのに白くなるという方も多くおられます。
ではなぜファンデーションを塗ると肌の色が明るくなりすぎてしまうのかというと、化粧下地を使うことで肌色が明るくなっているからです。
化粧下地は肌にさまざまな効果をもたらすものがあり、中には肌色が変わらないものもありますが、その多くは肌のくすみを払う効果を持っています。
肌のくすみを払うということは、肌がワントーン明るくなるということ。
そこへあなたの肌とおなじ肌色のファンデーションをのせてしまうと、さらに肌の明るさが上がってしまい肌が白くなり過ぎたように感じてしまいます。
ではどのようにしてあなたに合った色のファンデーションを選べばいいのでしょうか?
ファンデーションの肌色の合わせ方について
化粧下地で肌の色がワントーン明るくなると、その時点で肌が白っぽくなったように感じると思います。
その上からあなたの肌色とおなじ色のファンデーションをのせてしまうと、下地で白っぽくなっている肌色が少しだけトーンダウンするていどにしかなりません。
たとえるなら、白の絵の具の上に茶色をのせると白っぽい茶色になりますよね。
地肌とおなじ色までトーンを下げることはできないということです。
もしあなたが今使っている化粧下地が肌を明るくしてくれるものであれば、ファンデーションは地肌よりも少し暗めの色を使うことがオススメです。
受講者様はベースメイクレッスンに向けてレッスン用にとファンデーションを買ってくださいましたが、受講者様の地肌に合う色が完売となっており、私がオススメしていたワントーン暗いファンデーションではなくワントーン明るい色を勧められて購入されていました。
そのため肌に塗ると肌が明るくなってしまい、
白すぎますよね…。
お店の方に「これでも大丈夫」といわれて買ったんですけど、首などと合ってなさすぎですよね。
と少し気落ちされていました。
ですがぐうぜんにも、このファンデーションとはべつに肌よりも暗い色のファンデーションをお持ちだったので、それと混ぜて使っていただくとちょうどいい肌色になりとても自然なベースメイクに仕上がりました。
受講者様も、
ファンデーションの色選びってむずかしいですね。
私にはこちらの方が合うようなのでこっちを使ってメイクします。
と安心されていました。
このファンデーションの色選びのときに受講者様から最初に挙げた、
「仕事ではいろいろな肌色の方がいますが、どのようにしてファンデーションを選んでいるのですか?」
というご質問をいただきました。
質問に挙がったように仕事では、いろいろな肌色の方のメイクをすることになります。
とはいえファンデーションをその人に合わせていろいろな種類を買いそろえることはできません。
なぜならばファンデーションにもツヤ感やマット感といったさまざまな効果を肌にあたえるものがあるため、撮影内容に合わせて使い分ける必要があるからです。
すべての色を買いそろえていると、ファンデーションだけで10本も20本も買うことになってしまいます(苦笑)
そのため私は、2色のファンデーションを混ぜてその人に合う色を作っています。
2色のファンデーションを混ぜることで一人一人に合った肌色を作ることができるだけでなく、ファンデーションを買いそろえる必要もなくなります。
そのため受講者様にはワントーン明るい色のファンデーションはそのままお持ちいただいて、化粧下地を買い替えたりなどしたときに肌色の明るさに合わせてワントーン暗いファンデーションと混ぜたりしながら使っていただくようお伝えしました。
たださきほども挙げましたが、化粧下地の中には肌色が変わらないものもあります。
そのような場合は、肌よりもワントーン暗い色のファンデーションを使うと肌がくすんだような仕上がりになってしまいます。
そのときはワントーン明るい色のファンデーションを混ぜることで地肌とおなじ色の明るさを作ることができ、ベースメイクだけが浮いてしまうということを防ぐことができるようになります。
もしくは地肌とおなじ色のファンデーションを使うことをオススメします。
まとめ
ファンデーションが肌の色よりも明るくなってしまう理由は、化粧下地によって肌の色がワントーン明るくなっている上に地肌とおなじ色のファンデーションを塗るためであるということをご説明しました。
これを防ぐためには、ふだん使っている化粧下地を塗ったときに肌の色が明るくなるのであれば肌よりもワントーン暗いファンデーションを、化粧下地を使っても肌色が変わらないのであれば地肌とおなじ色のファンデーションを選ぶことをオススメします。
ベースメイクは、少し肌のトーンが明るく見えるように仕上げた方が若々しい印象に見せることができます。
そのため少し白っぽくなってしまったとしてもおかしくはありません。
ただ顔全体が均一に白っぽくなってしまっていると立体感が出なくなったり、それこそ首などとの色のちがいが強調されてしまうので塗り方には気をつける必要があります。
ベースメイクレッスン後、受講者様から、
今朝はファンデーションをしっかり塗って口紅も眉も完璧でアイメイクだけし忘れた感じですが(笑)、やはりしっかりお化粧をするとテンションが上がりますね。
また来週もよろしくお願いいたします。
とうれしいご感想をいただきました。
次回はアイメイクとチークのレッスンを開催しますが、次回でフルメイクができるようになるのでしっかりとお伝えしていきたいです。
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