はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
あなたもふだんのアイメイクでアイシャドウを使っていると思いますが、
アイシャドウの色が何色も入っていても、いつも使う色がおなじで使わない色があって困る。
という悩みを持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今日はアイシャドウを使ってアイメイクに変化や深みを出す方法についてご紹介をします。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後、9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざまな現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
「使わない色」のアイシャドウをなくすためには
百貨店やドラッグストアなどの化粧品売り場へいくと、口紅やファンデーションなどといっしょにいろいろな種類のアイシャドウが販売されています。
ツヤのないマットな質感のものやパールの入ったものや単色のものから2色以上の色が1つのパレットに収められているものなどたくさんのアイシャドウがあります。
さらに色の種類も豊富なため、アイシャドウだけを見ていても飽きないほどです。
アイシャドウを選ぶさいほとんどの方が単色ではなくいくつかの色が1つのパレットに収められているアイシャドウを買っていると思います。
多くのアイシャドウパレットは、使いやすいように同じ系統の色のものでそろえて1つのパレットになっています。
ゴールドやベージュ系であればうすい茶色やこげ茶色といっしょに。
ピンクやブルー系であればうすいピンク・ブルーと濃いグレーや紺色といっしょに。
色のつながり(=グラデーション)が作りやすいよう同じ系統の色でアイシャドウパレットは作られていますが、5色ほど入っているアイシャドウパレットになると、毎日使う色とまったく使わない色のアイシャドウが出てくると悩まれる方が増えます。
なに悩むのかというと、「まったく使わない色があるにもかかわらず、毎日使う色のためにアイシャドウを買い替えなければならない。=もったいない。」という理由です。
なぜ「使わない色」のアイシャドウが出てくるのか
たとえばここに5色の色が入った茶色系統のアイシャドウパレットがあります。
この中であなたが一番使いやすい色はどれでしょうか?
上から2つめのうすい茶色と下から2つめのこげ茶色、あとは一番上の明るいベージュ色で涙袋を作るのに使用するのが一番メイクで使いやすいのではないでしょうか。
そうなると、真ん中のパール感の強いゴールドと一番下の濃い茶色が残ってしまいます。
この2色を残して毎日アイメイクをしていると、とうぜんのことながらそのほかの色が無くなってしまいます。
そしてその色を補充するためだけに使わない色がそのまま残っているのにアイシャドウを買い替えなければならないということが起こります。
このようなことが起こる理由として一番多いのは、「使いにくい色をどこにどうやって使えば良いのかが分からない。」からです。
ではこの問題を解決するためには、どのようにアイメイクをすればよいのでしょうか?
アイシャドウ同士を混ぜたり上から色を重ねる
インターネット上や雑誌でアイメイクの仕方についていろいろと情報があふれていますが、アイシャドウの使い方の中で「色を混ぜる」「色を上から重ねる」という使い方が説明されていることはあまりありません。
アイシャドウは単色でグラデーションをかけて使うことが基本となりますが、応用として色を重ねたり混ぜたりして使うことができます。
たとえば上の写真の茶系のアイシャドウパレットでパールの強いゴールドと黒に近い濃い茶色を使わない色として挙げましたが、うすい茶色だけをアイホール全体にのせるのではなくパールの強いゴールドを下地としてグラデーションをかけてアイホール全体にのせた上からうすい茶色を重ねると、茶色に深みが出るのと同時にパールのツヤ感を出すことができます。
また濃い茶色に黒に近い茶色を少し混ぜて目のキワに使うことで目の輪郭をしっかりと出すことができ、目を大きく強調することもできます。
さらにこの写真のアイメイクの場合、うすいゴールドに近い色の茶色をアイホール全体に下地としてのせています。
そしてその上からオレンジ系のアイシャドウを重ねることで少し黄色みの強いアイシャドウに仕上げています。
このように一番使いたい色のアイシャドウを使う前にふだん使わない色のアイシャドウを下地として先にのせることで、微妙な色の変化を楽しむことができたり目元に深みを出すことができたりと、ふだんと同じアイメイクの仕方であるにもかかわらず目元に変化を出せるようになります。
また使わない色がこの方法であればなくなるので、まんべんなくアイシャドウが減っていくため「もったいない」使い方になることを防ぐこともできるようになります。
この方法は、茶系だけにとどまらずピンク系やブルー系などのほかの色でも使うことができます。
たとえばピンク系のアイシャドウであれば下地としてうすいむらさき色のアイシャドウをのせておき、その上からピンクのアイシャドウを重ねることで少し大人っぽい目元を色で作り出すことができます。
年齢を重ねるにつれてピンクのアイシャドウは「かわいらしすぎる」とさける人が増えますが、少しむらさき色をはさんであげることでとても使いやすい色になります。
またピンクのアイシャドウはまぶたのくすみも払ってくれるため、アラフォー世代以上の女性にはとてもオススメの色です。
まとめ
私が開催しているアイメイクのレッスンにおいても、「アイシャドウで使うと色とまったく使わない色があるので困っている。」という悩みはとても多いです。
メイクは技術であるため「こうメイクをしなければならない。」という風に固く考えられてしまいがちですが、これはまったく反対で、メイクはあなたが『これで良い』と思えば自由な発想でして良いのです。
またメイクの良いところは、まちがえても修正が効くところです。
色の発色が濃過ぎたりアイラインを引きまちがえたときは、落とせば修正することができます。
アイシャドウパレットは、たいてい同じ色の系統で色がそろえられているため下地として使ったり混ぜて使ったりしても色がにごったりするようなことはありません。
単色で使ったり重ねたり混ぜたりしてアイメイクに深みを出すことでおなじアイシャドウパレットでメイクをしていても、またちがったアイメイクを楽しむことができるようになるのでメイクがとても楽しくなります。
この方法を使ってアイメイクを楽しみながらアイシャドウをしっかりと使えるようになっていただけるとうれしいです。
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