(*このページは2023年8月3日に更新されました。)
はじめまして。
わたしは大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている、「AimaBle」の小川敬子です。
結婚式のリハーサルや成人式の前撮り、当日に向けてのご連絡のやりとりのなかでこのようなご質問を多くいただきます。
というご質問です。
今日はこのご質問をもとに、美容室へ行くタイミングやオーダーのポイントについてご紹介します。
このブログの信頼性について
このブログを書いているわたしは、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後、9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとして結婚式のヘアメイクからCMなどのメディア撮影など、さまざまな現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
結婚式や成人式前に美容室へ行くタイミングと髪型のオーダーのポイントについて
美容室へ行くベストのタイミングについて
結婚式や成人式当日の前に美容室へ行く最適なタイミングは、『式当日の10日~1週間前ころ』がベストです。
なぜこの時期が最適なのかというと、
・結婚式までに根元が黒くなってきたり前髪が伸びたりする心配がない。
・気持ちにゆとりを持って行動することができる。
からです。
つぎにその理由について順番に説明をしていきます。
なぜ結婚式当日の10日~1週間前ころがベストのタイミングなのかという理由について
1.美容室へ行く時間が作りやすい。
結婚式や成人式当日がせまってくると、いろいろな準備に追われるためとてもいそがしくなります。
とくに結婚式は準備をすることが増えるため、忘れていることがないかと不安やあせりの気持ちが出てきやすくなります。
結婚式の直前にカットやカラーをしたほうが良いと思われがちですが、直前になるとご両親様やウェディングプランナーさんからの必要な連絡が増えてきたり、準備物の確認や搬入に追われるため、結果として美容室へ行けなくなってしまわれる方が多いです。
ご新郎様の場合はとくに、美容室へ行く時間が取れないと髪が伸びていたり毛量が増えてしまい、結婚式用にヘアセットをしてももっさりとした感じに仕上がってしまいます。
そのため気持ちと時間にゆとりのある、1週間~10日前がおすすめになります。
2.結婚式までに根元が黒くなってきたり前髪が伸びたりする心配が無い
ここ数年黒髪も流行っていますが、髪の色が明るくなればなるほど根元の黒い部分が目立ってきます。
時間にゆとりを持たせて2週間以上前から美容室へ行ってカラーリングをしてしまうと、すこし根元が伸びて黒い部分が目立ってきてしまう場合があります。
反対に結婚式などの直前にカラーリングやカットに行くと、カラーの色をもうすこし明るくしたくなったり、もうすこし髪を短くしたくなったときにやり直しができない可能性が出てきます。
そのためほどよいタイミングで美容室へ行くことが、結婚式などの準備としてはのぞましいです。
3.気持ちにゆとりを持って行動することができる。
結婚式や成人式の1週間~10日前は、まだ気持ちにゆとりのあるころです。
結婚式当日のたいせつな髪型や髪の色を考えたりなど、美容師さんとゆっくり相談をする時間をつくることができるので、おちついてカットやカラーをすることができます。
また上記にも書きましたが、万が一もうすこし髪を短くしたくなったり、髪の色を明るくしたくなった場合にも、もう1度美容室へ行く時間をつくりやすくなります。
結婚式当日が近づいてくると準備をすることが増えたり、準備している物の搬入などのための時間が必要になってきたりととてもいそがしくなります。
人は気持ちがあせったり不安をかかえていると、ついイライラとしてしまいます。
イライラすると、ご両親様やおたがいのパートナーについきつい言いかたをしてしまったり、ケンカをしてしまうことも出てきてしまいます。
そのような状態で美容室へ行っても気持ちが晴れませんし楽しくもありません。
気持ちにゆとりを持って楽しく当日をむかえていただくためにも、すこし早めに美容室へ行かれることをおすすめします。
ここまでは美容室へ行く最適なタイミングについて挙げましたが、つぎに美容師さんと相談をしておくと良いことについて記していきます。
美容師さんと相談をしておくべきポイントについて
美容師さんと相談をしておくと良いことについてですが、
・前髪の長さと流し方・流す方向
・退色してくるカラーの色の抜け方や明るさ
が挙げられます。
ここ数年とくに多いのが「後れ毛」を出したヘアスタイルです。
Hair : Yukiko Ogawa (AimaBle)
ここ数年、こまかく後れ毛を数本出したアップスタイルが流行っています。
後れ毛はカットをしなくても出そうと思えば出すことはできますが、そのままの長さだと長すぎたり重い仕上がりになってしまうことが多々あります。
後れ毛をだす量や長さは人によって好みがあるため、結婚式や成人式当日に希望している髪型に合うおくれ毛の長さや毛量を美容師さんと相談をしてつくってもらうと失敗がありません。
また顔まわりだけではなく襟足部分にも出したい場合は、ここも相談してつくっておきましょう。
さらに見た目の印象を決めるさい、前髪はとても重要になります。
Hair &Make : Yukiko Ogawa (AimaBle)
前髪をまっすぐおろす場合は毛先をヘアアイロンで丸く仕上げるのか、ブローで自然に伸ばして仕上げるのかによってもカットする長さが変わってきます。
また横に前髪を流す場合は右と左のどちらへ流すのか上の写真の方のように流すときに丸みを持たせて流したいのかなどもこまかく伝えて美容師さんにカットしてもらうと、望みどおりの仕上がりになります。
「前髪は横に流したいです。」
とだけ伝えてしまうと、アイロンで毛先を丸く巻いたときに前髪が短くなってしまいます。
最後の仕上がりがどのようにしたいのかまできちんと伝えることがとても重要です。
また退色してくるカラーの抜け方や明るさについてですが、これもとてもたいせつです。
わたしも前回美容室へ行ったときにハイライトを入れてもらったのですが、色が抜けたときの明るさや退色してくる色についてもこまかく相談をして入れてもらっています。
髪をアップにしたときに立体感が出るようにハイライトを入れたのですが、髪の色に近い色だとあまり目立たないのでわざと明るめにしています。
カラーリングをした髪は退色すると色が抜けていくため、日を追うごとに明るくなっていきます。
カラーをしてから結婚式の当日までに色が抜けてすこしずつ髪の色が明るくなってきたときに、明るすぎないほうが良いのか、反対に明かるくしたいのかも伝えておくことで退色したときに良い色の仕上がりになるように染めてもらうことができます。
なおわたしの場合、退色すると染めた部分が赤く抜けていきます。
わたしは赤く染めるのも好きなので問題ありませんが、それが嫌いな方もいらっしゃると思います。
退色してきたときに赤く抜けないほうが良いのか、赤く抜けても大丈夫なのかや自分の髪が何色に抜けやすいのかも美容師さんに診てもらうと、今後のカラーリングでもオーダーがしやすくなるのでオススメです。
ちなみにわたしは赤く抜けても良いのですが、今回はハイライトの効果を出したいので赤く抜けないようにカラーリングをしてもらっています。
そのため今は写真の色よりも色が退色して明るくはなっていますが、赤く抜けてはいません。
まとめ
結婚式は事前にヘアメイクリハーサルがあります。
*無いところもありますので結婚式場にご確認ください。
ヘアメイクリハーサルは、髪型とメイクを合わせて全体的なふんいきを見て当日のスタイルを決めるために行うものなので、前もって美容室へ行く必要はありません。
ヘアメイクリハーサルではおくれ毛をどのくらいの量でどこに出すのかや、前髪をどう流すのかなどをしっかりと打ち合わせて決めてください。
それをもとに挙式当日までに美容室でおくれ毛や前髪をつくると、当日ご希望どおりの髪型に仕上がります。
そのためにもヘアメイクリハーサルでどのような髪型にしたいのかをしっかりと打ち合わせて決めておくことがたいせつです。
今日は結婚式や成人式前の美容室へ行くタイミングと、髪型をオーダーするさいのポイントについてご紹介しました。
長年結婚式や成人式でヘアメイクを担当していますが、ご質問が多いにもかかわらずなかなか教えてもらえない内容だと思います。
知っておくことで当日の髪型の満足度や気持ちのゆとりが大きく変わってくるので、わたしはブライダルリハーサルやメールのやり取りのなかでかならずお伝えするようにしています。
このブログの内容が、これから結婚式や成人式を控えているみなさまのお役にたてるとうれしいです。
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