(*このページは2023年8月3日に更新されました。)
「洗顔もスキンケアもきちんとしているのに肌が荒れる。」
「肌の赤みやかゆみがぜんぜん良くならない。」
この内容は上記のようなお悩みをお持ちのあなたに向けて書いています。
はじめまして。
わたしは大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている、「エマブール」の小川敬子です。
マスクの制限は解除されましたが、マスクを日常的に使っている方も多いと思います。
そのマスクによって肌荒れを起こす方が増えており、皮ふ科を受診される方がコロナ以降増えているそうです。
肌荒れや肌のかゆみ・赤みの原因としてマスクによる肌への摩擦も大きな原因として挙げられるのですが、わたしたちが日々行っているスキンケアが原因となっている場合もあります。
今日はスキンケアによる肌荒れやかゆみ・赤みの原因や、肌荒れなどを起こしてしまった場合の対処方法についてくわしくご紹介したいと思います。
このブログの信頼性について
このブログを書いているわたしはヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後、9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとして結婚式のヘアメイクからCMなどのメディア撮影など、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動をつづけています。
夏のスキンケアによる保湿のし過ぎは肌の赤みやかゆみの原因になります
湿度の高い梅雨時期に入るころから、肌に赤みやかゆみが出るようになったという方も多いのではないでしょうか。
じつはこのブログを書いているわたしもその1人です。
ちょうど気温が上がりはじめた5月ころ、
(ほほがかゆいなぁ。)
と感じるようになり、左のほほに少し赤みが見られるようになっていました。
そこまで強いかゆみではなかったことや、仕事がいそがしく肌を気にしていられる状態ではなかったのでそのまま放置していたのですが、6月に入るころには赤みがとても強くなり、気づけば右のほほにも赤みが見られるようになっていました。
素人判断で、
しっかり保湿して早く治そう。
と、いつも以上に念入りに保湿をするようになりました。
その結果。
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肌のかゆみは顔全体に広がり、髪の毛先が少し肌に触れるだけでもものすごく強いかゆみを感じるようになってしまいました…。
肌の赤みもひどい日やけのような強い赤みになり、こんもりと少し腫れているような状態にまで悪化してしまいました。
このような状態になってふと、たどり着いたある考えがありました。
それが、保湿のし過ぎが原因ではないかということです。
というのも、肌の赤みの強い部分だけではなく、おでこやまぶたといった顔全体に強いかゆみを感じるようになったからです。
そこでさっそく調べてみると想像どおり、保湿のし過ぎによって肌荒れ・赤み・かゆみが生じることを突き止めました。
これを機にスキンケアやクレンジング・洗顔を見直し、メイクの仕方を変えたところ、劇的に肌の状態が良くなっていきました。
そのわたしがおこなった肌の改善方法についてつぎに挙げていきたいと思います。
肌に強いかゆみや赤みがあるときのクレンジング・洗顔について
肌荒れを起こしていたり強いかゆみや赤みを感じるときはメイクを控えた方が良いと皮ふ科でいわれるのですが、日々仕事をしていると、メイクをせずに出社したりするのはなかなかむずかしいものを感じます。
わたしはとくにヘアメイクアップアーティストという職業であるため、スッピンで結婚式場や撮影現場へ行くということはできません。
なのでメイクをすることは欠かすことができないのですが、それと合わせて必要となるのがクレンジングと洗顔です。
なぜクレンジングと洗顔が必要なのかというと、
・洗顔は汗や余分な皮脂、クレンジング剤を落とすためにおこなう
という理由からです。
わたしが長年に渡って使っているクレンジングはダブル洗顔不要の物ですが、それを理由にメイクを落としたあと洗顔をせずにスキンケアをしていた結果、ひどい肌荒れを起こしてしまったことがあります。
皮ふ科を受診したところ、
「ダブル洗顔不要の物でも肌にクレンジングの油が残った状態になっている。
そこに皮脂や化粧水・乳液が合わさると、肌の上は油分の量が多くなりすぎるのでふきでものができやすい状態になってしまう。」
と言われてからは、かならずクレンジング後に洗顔をするようになりました。
それからはふきでものがたくさんできることはなくなりました。
少し話はそれてしまったのですが、メイクをした後は上記のような理由でクレンジングと洗顔がとても大切になりますが、このときに肌をこすってしまうと肌荒れや赤みを悪化させてしまうので注意が必要です。
クレンジングの方法としては、
2.お顔全体を包みこむように手のひらを肌に当てる。
3.小鼻や目の周りといったこまかい部分は薬指でやさしくなじませる。
4.お顔に手が触れないように水ですすぐ。

そして洗顔についてもクレンジングとほぼおなじで、
2.肌に手が触れないように顔に泡を乗せる。
3.水ですすぐ。
という流れでおこないます。
洗顔の2番目についての補足ですが、わたしはもともとダブル洗顔不要のクレンジングを使っているので泡をつける部分は、あご・鼻(とくに小鼻)を中心につけ、赤みやかゆみのあるホホやおでこはたくさん洗顔料をつけないようにしています。
このようにしている理由は、皮脂の分泌が多いあごや小鼻にふきでものができることを防ぎ、肌の荒れている部分はお水ですすいだときにサッと洗顔料の泡で洗い流すことができるからです。
ただし水で顔をすすぐときは、50回ほどすすぐようにしています。
洗顔料が肌に残っていると、かえって肌の状態を悪化させてしまうからです。
肌に赤みやかゆみがあるときの保湿について
今回の本題ともいえる部分に入ります。
わたしは乾燥肌と敏感肌の混合タイプの肌質をしています。
アトピー性皮膚炎などの症状はないのですが、乾燥肌が進んで敏感肌になってしまいました。
そのため昔から肌の保湿はかなり徹底しておこなっており、始発電車での出発でない限りは、15分かけてスキンケアをするようにしています(笑)
今はそれでなくても湿度の高い時期ですから、過剰な保湿はかえって肌に悪いそうです。
その原因としては、
・毛穴が詰まる。
・カビや細菌の影響を受けやすくなる。
・ホコリなどが肌につきやすくなり、刺激をあたえる原因となる。
ですがこれらの働きは、スキンケアを過剰におこなうことで低下してしまいます。
セラミドや皮脂が働かなくても肌を保湿してくれるわけですから。
でないとそのあとのメイクのノリがあまり良くないからです。
肌に赤みやかゆみがあるときのメイクについて
肌にトラブルの出ているときはメイクを極力避けたほうが良いのですが、仕事をしている上でメイクをしないわけにはいきません。
そこでわたしは、ベースメイクを化粧下地とコンシーラーのみのシンプルメイクにしています。
もともとファンデーションが苦手なので化粧下地を重ねづけしてベースメイクをおこなっているのですが、それを1度塗りに切り替えました。
化粧下地とファンデーションのちがいは、カバー力があるか無いかです。
化粧下地の多くはカバー力がほとんどありません。
そのため肌への負担も少なくなります。
わたしが使っている化粧下地はほかの下地とくらべるとカバー力が少し強いので、これ1本でベースメイクを終えることができます。
毛穴の開きやカバー力が気になる方は、BBクリームやCCクリームといった化粧下地よりもカバー力はあるけれど、ファンデーションよりもカバー力の少ないコスメを使うのもオススメです。
ちなみにコンシーラーについてですが、これは目の下のクマなどの部分的なカバーメイクとしてのみ使っています。
化粧下地を肌に伸ばすときですが、なでるように肌に伸ばしてしまうと刺激になってしまい肌の赤みやかゆみを悪化させてしまう危険があるため、指でやさしくトントンとたたくようにして伸ばしていきます。
こうすることで肌への刺激と負担が少なくなります。
そしてチークはつけないようにしています。
チークをブラシでつけるとチクチクしてしまいかゆみをさらに誘発してしまうことと、チークの入る位置に赤みが出ているのでチークを必要としないからです(笑)
赤みが完全に引くまでは、チークをつけないようにしようと思っています。
まとめ
夏は湿度が高く肌本来が持っている水分の保持力を活かすことのできる季節ですが、このときに保湿をし過ぎてしまうと肌の水分保持力を低下させてしまい、かえって肌を荒らしてしまったり、わたしのようにかゆみや強い赤みをひき起こしてしまう原因となってしまいます。
そのため夏のスキンケアは、肌に触れると少し指が引っつくていどの保湿にとどめることが大切です。
わたしは今回皮膚科を受診していませんが、以前受診したときに処方してもらっている塗り薬があるのでそれを合わせて使っています。
見て分かるほどに赤みが治まり、かゆみになやまされることも少なくなっていることはとてもうれしいです。
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