ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。
皆さんも普段のアイメイクでアイシャドウを使われていると思いますが、「アイシャドウの色が何色も入っていてもいつも使う色がおなじで使わない色があって困る。」というおなやみをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今日はアイシャドウを使ってアイメイクに変化や深みを出す方法についてご紹介をしていきます。
ではさっそくご説明していきます。
「使わない色」のアイシャドウをなくすためには
アイシャドウを使うときの大きな悩みとは
百貨店やドラッグストアのお化粧品売り場へいくと、口紅やファンデーションなどといっしょにいろいろな種類のアイシャドウが販売されています。
ツヤのないマットな質感のものやパールの入ったもの、また単色のものから2色以上の色が1つのパレットに収められているものなどたくさんのアイシャドウがあります。
さらに色の種類も豊富なためアイシャドウだけを見ていても飽きないほどです。
アイシャドウを選ぶさい、ほとんどの人が単色ではなくいくつかの色が1つのパレットに収められているアイシャドウを買われているかと思います。

多くのアイシャドウパレットは使いやすいように同じ系統の色のものでそろえて1つのパレットになっています。
ゴールドやベージュ系であればうすい茶色やこげ茶色といっしょに。
ピンクやブルー系であればうすいピンク・ブルーと濃いグレーや紺色といっしょに。
色のつながり(グラデーション)が作りやすいように同じ系統の色でアイシャドウパレットは作られているのですが、5色ほど入っているアイシャドウパレットになってくると、毎日使う色とまったく使わない色のアイシャドウが出てくると悩まれる方が増えます。
なに悩むのかというと、「まったく使わない色があるにもかかわらず、毎日使う色のためにアイシャドウを買い替えなければならない。=もったいない。」という理由について悩むことが出てきます。
なぜ「使わない色」のアイシャドウが出てくるのか
たとえばここに5色の色が入った茶色系統のアイシャドウパレットがあったとします。

この中で皆さんが一番使いやすい色はどれでしょうか?
上から2つめのうすい茶色と下から2つめのこげ茶色、あとは一番上のあかるいベージュ色で涙袋を作るのに使用するのが一番メイクで使いやすいのではないでしょうか。
そうなると、真ん中のパール感の強いゴールドと一番下の濃い茶色が残ってしまいます。
この2色を残して毎日アイメイクをしていると、とうぜんのことながらそのほかの色が無くなってしまいます。
そしてその色を補充するためだけに使わない色がそのまま残っているのにアイシャドウを買い替えるということが起こってきてしまいます。
このようなことが起こってしまう理由として一番多いのは、「使いにくい色をどこにどうやって使えば良いのかが分からない。」からです。
では、この問題を解決するためにはどのようにアイメイクをすればよいのでしょうか?
アイシャドウ同士を混ぜたり上から色を重ねる
インターネット上や雑誌でアイメイクの仕方についていろいろと情報があふれていますが、アイシャドウの使い方の中で「色を混ぜる」「色を上から重ねる」という使い方が説明されていることはあまりありません。
アイシャドウは単色でグラデーションをかけて使うことが基本となりますが、応用として色を重ねたり混ぜたりして使うことができます。
たとえば上の写真の茶系のアイシャドウパレットであれば、パールの強いゴールドと黒に近い濃い茶色を使わない色として挙げましたが、うすい茶色だけをアイホール全体にのせるのではなく、パールの強いゴールドを下地としてグラデーションをかけてアイホール全体にのせた上からうすい茶色を重ねると、茶色に深みが出るのと同時にパール感のツヤ感を出すことができるようになります。
また、濃い茶色に黒に近い茶色をすこし混ぜて目のキワに使うことで目の輪郭をしっかりと出すことができるようになり、目を大きく強調することができるようになります。
もう1つ写真付きで解説をするとこの写真のアイメイクの場合、うすいゴールドに近い色の茶色をアイホール全体に下地としてのせています。
そしてその上からオレンジ系のアイシャドウを重ねることで少し黄色みの強いアイシャドウに仕上げています。
このようにして一番使いたい色のアイシャドウを使う前に普段使わない色のアイシャドウを下地として先にのせておくことで、微妙な色の変化を楽しむことができたり、目元に深みを出すことができたりと普段と同じアイメイクの仕方であるにもかかわらず目元に変化を出すことができるようになります。
また、使わない色がこの方法であればなくなるのでまんべんなくアイシャドウが減っていくため、「もったいない」使い方になることを防ぐこともできるようになります。
この方法は茶系だけにとどまらず、ピンク系やブルー系などのほかの色でも使うことができます。
たとえばピンク系のアイシャドウであれば下地としてうすいむらさき色のアイシャドウをのせておき、その上からピンクのアイシャドウを重ねることですこし大人っぽい目元を色で作り出すことができるようになります。
年齢を重ねるにつれてピンクのアイシャドウは「かわいらしすぎる」とさける人が増えていきますが、少しむらさき色をはさんであげることでとても使いやすい色になります。
またピンクのアイシャドウはまぶたのくすみも払ってくれるため、アラフォー世代以上の女性にはとてもおすすめの色です。
まとめ
私が開催しているアイメイクのレッスンにおいても「アイシャドウで使うと色とまったく使わない色があるので困っている。」というお悩みはとても多いです。
メイクは技術であるため、「こうメイクをしなければならない。」という風に固く考えられてしまいがちですが、これはまったく反対で、「メイクはその人が『これで良い』と思えれば自由な発想でしても良い」ものです。
また、メイクの良いところはまちがえても修正が効くところです。
色の発色が濃過ぎたり、アイラインを引きまちがえたときは落とせば修正することができます。
アイシャドウパレットはたいてい同じ色の系統で色がそろえられているため、下地として使ったり混ぜて使ったりしても色がにごったりするようなことはありません。
単色で使っても良いですし、重ねたり混ぜたりしてアイメイクに深みを出すことでおなじアイシャドウパレットでメイクをしていてもまたちがったアイメイクを楽しむことができるようになるのでメイクがとても楽しくなります。
この方法を使ってアイメイクを楽しみながらアイシャドウをしっかりと使えるようになって下さいね。
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