ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。
若いころは髪にハリとツヤがあって、ボリュームも「減って欲しい」と思うくらい多かった人もおられると思います。
そのころがウソだったかのように年齢をかさねるにつれて髪にハリがなくなってきたり、クセが強くなったり、それと同時にツヤもなくなってしまったり、多かった髪も抜けてボリュームが減ってしまったという声をよく耳にします。
この髪質の変化はわたしも実感していることなのですが、美容師さんに髪にツヤをあたえて抜け毛を防ぐただしいシャンプーの仕方をおしえていただくことができたのでその方法についてご紹介します。
わたしもむかしは髪のツヤで悩んだことはなかったのですが、年々クセが強くなってツヤもなくなり、切れ毛が広がってボサボサ感がでてくることになやむようになりました。

遠くから見てもとてもきたなく見えるので、この髪の状態をどうすればキレイな髪にもどせるのかが課題になっています。
いつもお世話になっている美容師さんに相談をしたところ、年齢的に女性ホルモンが減っていくためどうしても髪質の変化はさけられないとのことで、昨年からカットといっしょにトリートメントもするようになりました。
市販のトリートメントとはちがい、サロンのトリートメントは価格だけのことがあって、即効性と高い効果を実感できるほど髪に変化を感じられます。

女性ホルモンの減少による部分もあるので髪の状態については仕方がないものなのかもしれないと、なかばあきらめの気持ちがありましたが、すこしでもこの状態を維持したいと思い、サロン専売品のシャンプーやトリートメントを2種類とスカルプケアシャンプーを入れ替わりで使っています。
ですが、すぐにトリートメントの効果もうすれてまた元のボサボサとした状態にもどってしまっていました。
鏡で自分の髪を見るたびにため息がでるほどいつもガッカリとした気持ちになります。
長くつづいた緊急事態宣言中は感染をさけるためにサロンへ行くことを止めていたのですが、今月に入って解除されたのでひさしぶりに伸びた髪のカットとトリートメントをしてもらうことにしました。
担当の美容師さんとお話をしていてこの髪のボサボサ感がまったくまとまらないことについてつたえると、
「毎日髪を巻いたりするのでダメージをさけることはむずかしいですが、さすがに傷みすぎ…。髪が長くなるとからまりやすくなるので切れ毛がどうしても増えるのでカットすることでそれは改善されるんですけど。うーん…。」
とうなってしまいました。
ひとまず髪を10cmカットすることにしました。
これで指どおりがよくひっかかりがなくなり、切れ毛も減るそうです。
そしていま使っているシャンプーのお話をすると、
「TOKIOとハホニコのシャンプーを使っていてこんなに傷むのって、シャンプーの仕方に問題があるとしか考えられないんですよね。」
といわれ、そこからいま使っているシャンプーやシャンプーの仕方について話をしたところ、たくさんのダメ出しをいただいてしまいました(苦笑)
わたしが美容師さんにお話しをしたシャンプーとシャンプーの仕方がこちらです。
・TOKIOインカラミ シャンプー&トリートメント、ハホニコ ディスデモカ シャンプー、スティーブン・ノル スカルプケア シャンプー&トリートメントを使用している。
・週に3~4回スカルプケアシャンプーとトリートメントを使って頭皮ケアをしている。
・シャンプー前にブラッシングと湯洗いをしている。
・毛先までしっかりと泡立ててシャンプーをしている。
・下を向いてシャンプーとトリートメントを流している。
上のようにつたえたところ、
「サロンケアをしてもすぐに効果がなくなってませんでした?ほとんどやってはいけないことばかりでビックリですよ…。高いトリートメントとシャンプーがもったいない。」
とあきれられてしまいました。
美容師さんが正しいシャンプーの仕方についておしえてくださったので下にご紹介します。

・シャンプー前にすること
わたしはシャンプー前に髪についたよごれや脂をブラッシングをして取りのぞくようにしています。
そしてぬるま湯でしっかりとすすいでからシャンプーに入ります。
これだけ合っていたそうです(笑)
髪のよごれはブラッシングと湯洗いでほぼ落とせるので、このひと手間をかけるだけでシャンプーの泡立ちが良くなり、よりよごれが落ちやすくなるそうです。
・スカルプケアシャンプーについて
これが一番してはいけないこととご指摘をいただいたのですが、スカルプケアシャンプーは頭皮を洗うためのシャンプーです。
そのため洗浄力も強く、髪の栄養分もいっしょに落としやすいので毛先に使うのはNGとのこと。
頭皮だけを洗ったら毛先は洗わずにシャンプーを流すのが正しい使い方だそうです。
洗浄力が強いので流したときに毛先をつたう泡だけで髪のよごれが落とせるのだそうです。
毛先まで洗ってはいけないので、湯洗いやブラッシングがとてもたいせつになるそうです。
ちなみに洗浄力が強いので真夏でも週に1度、冬場は使わない方が髪に良いそうです。
また週に何度もスカルプケアシャンプーを使って髪を洗うと、洗浄力が強いので抜け毛も増えるとのこと。
アンファーなどの価格の高いスカルプケアシャンプーは中に栄養剤が入っているので毎日使っても大丈夫ですが、1,000円台のものはよごれを落としきることを目的としているため栄養分はふくまれておらず、頭皮から油分と栄養分がなくなるため抜け毛が増えるそうです。
・シャンプーについて
シャンプーの説明書きに、『シャンプー後、流さずにそのまましばらく時間をおいてから流してください。』という記載のあるものがあります。
このような説明書きがあるものはシャンプー自体に栄養分がふくまれているので、その栄養分を髪の内部に浸透させるためにしばらく時間を置いて欲しいのだそうです。
この説明書きがあるシャンプーについては頭皮をしっかりと泡立ててシャンプーし、その泡を毛先にもみ込むようにつけてしばらく放置してから流すと良いそうです。
なお、それ以外のシャンプーについてはスカルプケアシャンプーとおなじ方法でシャンプーをすると良いそうです。
・シャンプーの仕方について
シャンプーをするときはシャンプーを泡立ててから頭皮を洗っていきます。
このときガシガシと頭皮をかくように洗うのではなく、指の腹を使ってマッサージをするように洗います。
毛先もいっしょに頭皮でガシガシと泡立てて洗うと、キューティクルがはがれてしまい毛先が傷む原因になるためNGです。
・シャンプーの流し方
シャンプーを洗い流すときは美容室で髪を洗ってもらうように、シャワーをおでこ側から当てて、頭のてっぺんから毛先に向けて水流が流れるように洗います。
後頭部はシャワーヘッドを持って水流を後頭部に当てて洗います。
この方法はエステティシャンの方もしている方法とのことですが、この方法で流すとキューティクルがキレイにまとまるだけでなく、上を向いてシャワーをするため顔のたるみも解消してくれるそうです。
ちなみに下を向いてシャワーをすると、キューティクルをはがしてしまうのでダメだそうです…。
シャンプーの種類や使い方、そしてシャンプーの仕方から流し方によってこれほどまでに自分のシャンプーの仕方とちがうことにおどろくばかりです。
なによりもしてはいけないことばかりをしていたことにがっかりしましたし、いつもていねいにトリートメントをしてくださっている美容師さんにも申しわけない気持ちでいっぱいになりました…。
ちなみにですが、これから湿度が下がって空気の乾燥しやすい季節になります。
そのため、髪の洗いすぎもダメージを進めてしまう原因になってしまうので気をつけないといけないそうです。
外出などをせず、髪がよごれることがなければ1・2日置いて洗うほうが髪には良いそうです。
私もさっそくおしえていただいた方法でシャンプーをしていますが、美容室でのトリートメント効果がしっかりとつづくようになりました。
指どおりも手ざわりも良くなり、髪の引っかかりもないうえに切れ毛の浮きもほとんどありません。
理想としている状態がつづいているのでとてもうれしいです。
この状態を保つことができるようにシャンプーの仕方をあらためて、次回美容室へ行ったときに美容師さんに褒めてもらえるようにがんばりたいです。
とても簡単なことばかりなのであなたもぜひ取りいれてみてくださいね。
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