(*このページは2022年5月26日に更新されました。)
はじめまして。
私は、大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
コロナ禍に以降、生活様式などだけでなくわたしたちヘアメイクアップアーティストの仕事もいろいろと変化している部分があります。
その大きな変化の1つとして、メイクブラシを使い捨てするようになったことも挙げられます。
先日私も、あたらしく業務用の使い捨てリップブラシを50本仕入れました。
コロナ禍以前、知人からたくさんテスター用のリップブラシをいただきましたが、コロナ禍に入ってからはリップブラシを使い捨てることが求められるようになったこともあっていただいたブラシも残すところあと1本となりました。
そのようなこともあって今回あたらしく使い捨てできるリップブラシを仕入れましたが、調べてみるといろいろな種類が販売されていることを知りどれにしようかととても迷いました。
私がこのリップブラシを選んだ理由は、
(いただいておいて文句をいう不とどき者ですみません…。)
落としてしまったときのことを考えて予備として何本かリップブラシを持参していますが、柄の部分が短いとブラシがすべって落としてしまうことが多かったので今回は10cmほどの長さのものを選びました。
10cmあれば持ちやすく、外でのロケーション撮影のときにも携帯しやすいのでとても便利です。
もうすこし長さのあるリップブラシも販売されていましたが、今まで使っていたメイクブラシとおなじくらい長さがあると使い捨てることに対してとても後ろめたい気持ちが出てくるのでこの長さを選びました。
ごみの廃棄量が議論され、分別収集やリサイクルが取りざたされているなかまだまだ使えるメイク用のブラシやチップは1度使えば捨てられる…。
さすがに使いやすいとはいえ、通常の長さのメイクブラシを使い捨てることはとても抵抗があります…。
2つめの理由は、キャップが付いていることです。
ロケーション撮影もスタジオ内の撮影も、すぐにメイクの修正ができるようリップブラシはポーチやロケーションバッグに入れてつねに携帯しておかなければなりません。
リップブラシを携帯するときにキャップが付いていないと、あちこちにブラシの先端が触れるのでとても不衛生なうえポーチやバッグの中も口紅が付いてとてもよごれてしまうのでここは外せないポイントです。
またキャップが付いているとお客様やモデルさんたちがご覧になっても、
不衛生にならないようきちんとしてくださっているんだぁ。
と、安心していただけます。
ただ使ってみて実感したことは、キャップがとても外れやすいこと。
キャップをしっかりとブラシの柄の部分に押しこまないとすぐに外れてしまいます…。
そのため私は、かならず予備として2本携帯しています。
こうすればキャップを落としたり無くしても、あたらしいものがあるので安心です。
また外れにくいようあらかじめセロテープでキャップとブラシをいっしょに留めています。
最後のポイントとなるブラシの毛についても、とても慎重に選びました。
私が購入したものは一般的なリップブラシですが、これとはべつにリップグロスによく使われているやわらかい繊維でできたスティックタイプのリップブラシも販売されています。
繊維でできたもののほうが値段的には安いのでコストの削減になりますが、ブラシの先に厚みがあるので口角にブラシの先がしっかりと入りにくいことと、繊維に口紅が吸収されすぐに色がカスカスになり何度も口紅を取り直さないといけないのではないかという心配があったため、コストよりもメイクの仕上がりを重視してナイロン製のブラシを選びました。
自分が使い慣れているもののほうが安心して使え、メイク時間の短縮にもつながります。
なによりも繊維になっているブラシは、キャップが付いていないので携帯するときにとても不便だなと思いました。
じっさいに繊維になっているブラシを使っているヘアメイクさんと現場でごいっしょしましたが、使うたびにブラシを捨てて新しい物を使われていたのでとてももったいないと思いました。
また注文する回数が増えるとコストがかかるため、
あまり仕事には適していないなぁ…。
と実感したことも、繊維のブラシを選ばなかった大きな理由です。
業務用の使い捨てリップブラシを使う前までは、携帯用のリップブラシを使っていました。
Hair & Make : Yukiko Ogawa (AimaBle)
メイクが終わったあと、キレイに口紅やグロスの油分をティッシュでぬぐい取ってから除菌ボックスで殺菌していました。
ですが口に直接触れるものなので、お客様やモデルさんたちからすると使い捨てリップブラシの方が衛生面への安心感は大きはずです。
また結婚式にご列席される方のメイクのように1日に何人もの方をメイクする場合、そのつど除菌ボックスに入れてリップブラシを殺菌することができないのでこのような場面にはおいてもおおいに役立ちます。
生活様式や時代の流れとともに働き方も大きく変化していきますが、必要性に合わせて対応しながら地球環境にも配慮した在り方ができるようヘアメイクにたずさわりたいです。
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”美容サロンがあなたの玄関先へ”
ヘアメイクを通じて
『たくさんの人たちに心のこもった技術を届ける』
という想いを込めて仕事をしています。
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