ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。
あなたはメイクの仕方を参考にするさい、なにを見て調べていますか?
いまは雑誌やインターネットだけではなく、プロのヘアメイクアップアーティストさんが執筆された書籍や、youtubeといった動画などで簡単にメイクの仕方を調べたり学ぶことができるようになりました。
上記以外の方法として、プロのメイクアップアーティストからメイクの仕方を学ぶというのも選択肢の1つに上がります。
わたしはフリーランスになるまえは、結婚式場でブライダルヘアメイクを中心にヘアメイクを行っていたため、個人的にメイクレッスンの開催は行っていませんでした。
ですが、フリーランスになったことをきっかけに業務の1つとしてヘアメイクレッスンを取り入れるようになりました。
その理由としては、「自分に合ったメイクの仕方を1から教えてほしい」というご要望をわたしの知り合いをはじめ、たくさんの方からいただいたためです。
それからメイクレッスンを業務の1つとして取りいれるようになったのですが、レッスンを受講されるみなさまのおなやみのなかにこのようなものがありました。
それが、
ということでした。
今日はなぜこれだけ情報があふれているのにメイクが上手くならないのかという理由と、どうすればメイクが上手くなるのかについてご説明していきます。
では早速ご紹介していきます。
雑誌やyoutube動画を観てもメイクが上手くならない理由とは?
まずはじめに、メイクが上手くならない理由について説明をしていきます。
雑誌にはこまかくメイクの仕方が書かれています。
またyoutubeやインスタグラムなどの動画では、メイクの仕方を言葉で説明しながら、じっさいにメイクの手順や説明をくわしく紹介してくれています。
それなのになぜメイクが上手くできないのでしょうか。
その理由としては、
2.アイホールやリップラインなどの専門用語の意味がわかっていないから。
という点が大きく挙げられます。
まず1つめですが、自分にメイクをしているご本人の顔や、雑誌や動画にでてメイクをしてもらっているモデルさんと見ている側の人とでは、顔も骨格もまったくちがいます。
たとえば眉毛の形であったり、一重さんなのか奥二重さんなのかによってもちがいますし、ベースメイクにいたっては毛穴の開き方や肌の色などによって使うお化粧品や技術が大きく変わります。
もうすこしわかりやすく説明をすると、自分の目の形が仮に一重であったとして、youtube動画のモデルさんが二重だったばあい、アイメイクの仕方がぜんぜんちがってくるということです。
よく、「目のキワに茶色のアイシャドウを雑誌とおなじようにいれたのに、一重だからかぜんぜん茶色のアイシャドウが見えないんです。」ということを耳にします。
これは二重さんは目のキワに二重になる筋(線)が入っているのですが、目を開けたときにこの線の部分でまぶたの皮ふが折れこむためくっきりとした線が目のキワに浮かび上がり、そこにのせた茶色のアイシャドウが浮き出てくるので目元に立体感がでて、目が大きく見えるアイメイクに仕上がるというのがその仕組みです。
一重さんがキワに入れた茶色のアイシャドウをわかるように発色させるには、一重用のアイメイクの仕方でメイクをしなければなりません。
またベースメイクや眉メイクなど、ほかのメイクにもおなじことがいえます。
肌の色がワントーンあかるくなるからという理由で、肌のピンクみの強い人がブルー系の下地を顔全体にぬってしまうと、肌がくすんで反対に顔色が悪く見えてしまったりくすませてしまう原因になってしまいます。
自分の顔だちや骨格に合ったメイクの仕方を知ることが、メイクが上手くなるために必要なことです。
そのほかの理由として挙げられるのが、アイホールなどのメイク用語を知らないことです。
あなたは、「アイホール」と言われたらどこのことを差しているのかわかりますか?
目のキワから眉に向かってまぶたを触っていくと、眼球と骨の間にすこしくぼみのあることがわかります。
アイホールとは、まつ毛が生えている目のキワからこのくぼみ(=まぶたの終わり)までのことを差しています。
わたしはメイクレッスンのときに専門用語についても説明をするのですが、アイホールについて質問をしてみると、平均して10人中4人の方が目のキワから眉の下までがアイホールだとまちがった認識をされています。
アイホールには一番発色させたい色をのせていくのですが、まちがった認識のまま目のキワから眉の下までピンクのアイシャドウを入れてしまうと、目元全体が赤く腫れぼったく見えてしまいます。
雑誌やyoutube動画などでは、専門用語の説明についてあまりくわしく説明されていないことがほとんどなので、まちがった認識のままメイクをしてしまうと、残念な仕上がりになってしまう可能性が高くなります。
では、どうすればメイクが上手くなるのでしょうか。
その方法について次に説明をしていきます。
メイクが上手くなるために大切なこととは
では、どのようにすればメイクが上手くなるのでしょうか。
その方法としては、
・メイクの仕方について何度も読みかえしたり、動画を見かえしながら自分もメイクをする。
・プロにメイクを習う。
というものです。
まず1つめのメイク用語についてですが、これはメイクが上手くならない理由のところで説明をしたように、まちがえた認識でメイク用語を理解してしまうと、メイクの仕上がりがまったくちがった残念なことになってしまう可能性が高いからです。
youtube動画のアイメイクの仕方を見ていると、なんとなくフワッとアイホール全体にアイシャドウをのせているように見えますが、「グラデーション」というメイクの技術を使って色の発色の仕方を調整しています。
(*プロのメイクアップアーティストによる動画に限ります。)
この「グラデーション」の意味を分かってアイシャドウをのせるのとそうでないのとでは、アイメイクの仕上がりに大きな差が出ます。
今はインターネットを使って調べればメイク用語の意味はすぐに出てきますし、プロのヘアメイクアップアーティストの方々が出版されたメイクの本にもくわしい説明が書かれているので簡単に意味を知ることができます。
メイク用語の意味を知り、理解することでメイクが確実に上手くなります。
そのため雑誌やyoutube動画などを見ていて分からない用語が出てきたときは、そのつど調べながら見るようにしてみてください。
2つ目に、雑誌や動画を何度も見かえすことがたいせつです。
わたしたちがなにかあたらしい技術を勉強したりするときにもおなじことがいえるのですが、「1度見ただけで技術は覚えられません。」
気に入ったメイクの仕上がりの方法が書かれている雑誌や動画があれば、何度もその仕方を見かえしておなじようにメイクをしてください。
これはメイクのレッスンを受講したときにも当てはまります。
1度見たり習っただけでは覚えられませんし忘れてしまいます。
また、ちがったように記憶してしまっていることも出てきてしまいます。
何度もくり返し見かえしてメイクをすることで、より深く説明の意味を理解することができるようになり、メイクもうまくなります。
そして最後はプロのメイクレッスンを受講することです。
これはレッスン費用がかかってしまいますが、自分の顔を見てもらいながら手の動かし方をこまかく確認してもらうことができるため、毎日のメイクのクセを直すことができたり、プロとおなじメイクの仕方で自分に合ったメイクを毎日をすることができるようになります。

また、メイク用語の意味をしっかりと習うことができるだけでなく、自分に合ったお化粧品を教えてもらうこともできます。
わたしが開催しているメイクレッスンでは、あなたがいつも使っているお化粧品を使ってメイクのレッスンを受けていただきます。
なぜならば流行りのお化粧品をおすすめしたり、わたしが仕事で使っているお化粧品を使ってレッスンをしても、レッスンのつぎの日からはあなたのお化粧品でメイクをしなければならないからです。
ただ持っていると便利なお化粧品やメイク道具もあるので、レッスンのときにお化粧品をお貸しして、使いがっての良さを体感していただくようにしています。
その理由としては、欲しくなったときにあとから買いに行っていただくことができるからです。
メイクがキレイに仕上がると、1日を気分良くすごせることを実感されたことのある方が多いと思います。
メイクがキレイにできる日とそうでない日との差が大きいよりも、いつもキレイにメイクができると毎日がもっとたのしくなります。
ただ雑誌や動画を見るだけではなく、メイク用語の意味を調べたり何度も見かえしたり、ときにはプロの手を借りたりしながらメイクをしてみてください。
かならずメイクが上手くなりますよ。
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