アイメイク

マスクをしたときのメイクはどのような点に気をつけてメイクをすれば良いのかについて

ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。

 

昨年の新型コロナウィルスの感染拡大をきっかけに、世界中でマスクをする必要がでてきました。
それ以前はマスクをすることがあっても風邪をひいているときや花粉症の季節くらいでしたが、いまはマナーとして一年中マスクをしなければ外出をすることがむずかしくなりました。

新型コロナウィルスの発症以前は必要なときだけマスクをしていたので普段どおりのメイクで過ごしていましたし、メイクの仕方についてこだわったり気になったりすることもなかったのですが、マスクが日常生活のなかでかかせないアイテムとなってからは、マスクをしたときの顔うつりやメイクの仕方が気になるようになった人が増えたと聞きます。
わたしもその1人です。

どうしてマスクをするといままでのメイクでは顔うつりが気になってしまったり、マスクを外したときとの顔の印象のちがいに差がでてしまうのでしょうか。
今日はなぜマスクをすると顔の見え方が変わってしまうのか、またどうすれば「マスク美人」のメイクができるようになるのかについてご紹介していきます。

 

 

■このブログの信憑性について

このブログを書いているわたしはヘアメイク歴18年のフリーランスのヘアメイクアップアーティストです。
9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影や個人撮影など、さまざまな現場でヘアメイクアーティストとして活動を続けています。

ではさっそくご紹介していきます。

 

 

なぜマスクをすると今までのメイクでは顔の印象がちがって見えるのかについて

日常生活の中でマスクをすることが必要になりましたが、いままでとおなじようにメイクをしているのにマスクをつけるとお顔全体の印象がとてもうすく見えたり、ちがって見えるように感じる人が多いのではないでしょうか。
まずはこの原因について説明をしていきます。

マスクをすると顔の下半分がかくれてしまうので全体の印象がぼけて見えるから。

いまはマスクにも個性があって、白だけではなく黒や青など色づけがされているものや布マスクをはじめとしたデザイン性のあるマスクも販売されていますが、これらすべてのマスクに共通していることが、「顔の下半分がマスクで隠されてしまう」という点です。

マスクメイク


顔には眉・目・鼻・ホホ・くちびると、小さな面積のなかにたくさんのパーツがあります。

マスクをすると顔の下半分がマスクにおおわれてしまうため鼻・ホホ・くちびるが見えなくなり、眉と目だけが見えているという状態になってしまいます。
また、マスクの色やデザインによって目元よりもマスクに目線がいきがちになってしまうため、より目や眉に目線がいきにくくなり、お顔の印象が全体的にうすく見えてしまいます。

 

これは余談ですが、マスクをつけていると相手の人の感情(喜怒哀楽)がわかりにくいと感じることはありませんか?
これは顔の表情をだす機能をもつ『表情筋』が顔の下半分に集中しており、泣いたり怒ったりしても表情筋がマスクによってかくれてしまっているのでくちびるやほほの動きが見えず、相手の人の感情がわかりにくいという状況が発生するという仕組みになっています。

「目は口ほどにものをいう」ということわざもあり、たしかに目の動きからも人の感情を読み取ることはできますが、くちびるやほほの動きよりも人の感情が分かりにくいため、商談などのコミュニケーションを必要とする場面ではやり取りがしづらいように感じる人が増えているのもこのマスクによる効果が一因になっています。

 

このようにマスクによって顔の半分が隠されてしまうことでマスクに目線がいきやすくなり、お顔全体の印象がうすく見えてしまうことがわかりました。
ではどのようにメイクをすればマスクをしていてもお顔の印象がハッキリとするのか、またアイメイクと眉メイクではどちらを優先してメイクをすればの良いのかについてご紹介していきます。

 

 

顔の印象をハッキリとさせる「マスクメイク」について

 

眉メイクとアイメイクはどのようにメイクをすれば良いのか

マスクをすると眉と目元だけが見える状態になります。
マスクメイクでお顔の印象をハッキリとさせるメイクを一言で説明すると「メイクを濃くする」というのが正解です。
ただ、眉メイクとアイメイクのどちらも濃くしてしまうのはまちがいです。
なぜならば眉と目の間はとても距離が近く、どちらのメイクも濃くしてしまうとメリハリがなくなり、ただきついだけの印象に仕上がってしまうからです。

では眉メイクとアイメイクのどちらを濃くすれば良いのでしょうか?

 

自分のメイクの仕上がりの好みに合わせてメイクの濃さに差を付けるのが正解です。

たとえばここ数年の流行りとして、アイメイクはとてもナチュラルなメイクが好まれるようになっています。
一昔前は、濃い色のアイシャドウをまぶた全体に使い、黒のアイライナーで太いラインをしっかりと引き、マスカラの上からつけまつげをかさねるといったしっかりとしたメイクが主流でしたが、いまはベージュやゴールドなどのあわい色のアイシャドウが好まれていたり、茶系のアイシャドウもうすい色のものを一色だけ使うアイメイクが主流になっています。

このようにアイメイクがナチュラルなぶん、赤のくちべになどのハッキリと色を使ったリップメイクと合わせるナチュラルメイクが流行っていたのですが、マスクが必要になったことでメイクの中心になっていたリップメイクが目立たなくなり、目元の印象もうすいアイメイクにマスクを合わせることになるのでお顔全体の印象がぼやけてしまうという状態をひき起こしてしまうことになります。

このナチュラルなアイメイクがお好きな人のばあいは、眉のメイクをしっかりとしてあげてください。
アイメイクがナチュラルなぶん眉の色をワントーン暗く濃くしたり、太さや長さを出してあげることで眉の印象が目立つようになり、アイメイクがナチュラルであっても人の目線が目のあたりにいきやすくなるので、お顔の印象がうすくみえてしまうことを防ぐことができます。

また反対に眉を主張させたメイクが苦手であったり眉を描くのが苦手な人は、アイメイクをすこしだけ濃くしてみてください。

方法としては、

・目のキワに使うアイシャドウの色をワントーン濃くする。
・茶色のアイライナーから黒のアイライナーに替える。
・ボリューム系のマスカラを使ってまつ毛にしっかりとボリュームを出す。

という風にしてみてください。

アイメイク


上記の3つすべてをアイメイクに取りいれても良いですし、どれか1つだけを取りいれても大丈夫です。

すこしアイメイクを濃くしてあげることで目の印象が強くなるので、お顔の印象がぼやけることがなくなります。

 

ちなみにわたしのばあいですが、わたしは黒髪なので眉メイクは髪の色に近い色かすこしあかるくするようにしています。

理由としてはすこし濃いアイメイクの方が自分的に顔の印象が引き立つように感じるので、アイメイクの方を濃くするようにしています。
コロナ前までは茶色のリキッドアイライナーを使っていましたが、いまは黒のリキッドアイライナーを使って目のりんかくをしっかりとだすアイメイクをするようにして、顔の印象がぼやけないようにメイクをしています。

フクシル ファッションショー メイキング映像
京都・しこうえん様開催されたファッションショーのメイキング映像での写真です。


上の写真をご覧いただくと、すこしはなれた場所から撮影をしてもマスクよりも目元に目線が向かいやすくなっていると思います。

ちなみにですが、マスクの色が黒などのように色がついているものやデザイン性の高いもののばあいは、アイメイクと眉メイクのどちらもすこしずつしっかりとメイクをしてあげた方がお顔の印象がしっかりとしやすいです。
なぜかというと白のマスクよりも色やデザイン性のあるマスクの方が主張が強く、目線がよりマスクにあつまりやすくなるからです。

このような主張の強いマスクを使うばあいはどちらのメイクもすこしだけ濃くしながらも、よりどちらのメイクを強めに仕上げるのかを考えながらメリハリをつけたメイクをしてください。
そうすることで主張の強いマスクに負けず、しっかりとしたお顔うつりの良いメイクにすることができるようになります。

 

まとめ

マスクをつける期間も長くはならないと新型コロナウィルスの流行直後はいわれていましたが、現状を見ると世界的にもまだしばらくマスクの必要な生活がつづきそうです。

ワクチン接種が進み感染者が減っているいま、以前よりも外に出る機会が増えてきています。
マスクをつけて人と会うなかで、自分のことをしっかりと認識してもらうこともたいせつですが、なによりも「自分に自信を持って人と会える状態にする」ことがもっともたいせつです。

女性にとってメイクはそのとても強い味方になってくれる手段の1つ。
うまく活用して外に出る機会をたのしんでくださいね。

 

 

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