冬のメイクはしっかりと保湿することでモチと美しさに差が出ます

(*このページは2023年10月14日に更新されました。)

はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBleエマブール」の小川敬子おがわゆきこです。

夏と冬の一番の大きなちがいは、気温と湿度です。

夏は気温と湿度が高いためスキンケアをパパッと済ませてもある程度うるおいを保てますが、冬は気温と湿度が低く建物に入ると暖房が効いているので肌がとても乾燥しやすい状況にさらされます。

そのため夏とおなじようにスキンケアをすると、うるおいを保つことができにくく肌のツヤ感がそこなわれたり、笑ったときにできた小じわにファンデーションが入り込んで老けたような印象になりやすいです。

これはとても残念なことです。

今日はメイクのモチを良くし、仕上がりを美しくできる「冬のスキンケア」についてご紹介します。

エマブール

このブログの信頼性について

このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。

専門学校を卒業後9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。

現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。

目次

メイクを美しく長持ちさせる冬のスキンケアについて

気温の低下とともに湿度も下がっていく秋から冬の季節は、夏とおなじスキンケアをしていると肌の乾燥が進み、くすみやシワといった老化現象を促進してしまいます。

そのため春から夏と秋から冬とでスキンケアの仕方を変えることが望ましいです。

まず最初に化粧水や乳液などを使うときのワンポイントについてご紹介します。

化粧水・乳液・美容液は温めてから使う

冷蔵庫に入れているわけでもないのに冬になると、化粧水や乳液がとても冷たく感じます。

お風呂上がりは体や顔があたたまっているのでそこまで冷たく感じないかもしれませんが、朝のスキンケアはとても冷たく感じることがあるのではないでしょうか。

化粧水や美容液・乳液には、水や美容成分といっしょに油も配合されています。

バターを想像してみてください。

バターは、冷蔵庫から出してすぐの状態だととても伸びにくいです。
ですが、熱を加えることで溶けてとても伸びが良くなります。

それとおなじことが、化粧水や乳液にもあてはまります。

秋から冬に使うスキンケア用品はそのままコットンや手に取って肌に付けるよりも、少し手のひらで温めてから使う方が伸びが良く、肌の奥まで美容成分を浸透させやすくなります。

とりわけ美容液には動物性の質の良い油が配合されているものが多いため、手のひらでしっかりと温めて使うことでより美容成分を肌の奥深くまで浸透させることができます。

これは余談ですが、もしあなたが高齢者の方といっしょにお住まいでスキンケアをしてあげることがある場合は、季節に関係なく化粧水や乳液をつける前に1度手のひらで少し温めてから使ってあげてください。

高齢者の方はとても寒さに敏感なため、暑い夏でも急に化粧水を肌につけるととても冷たく感じておどろかれることが多いです。

そのため少し温めてから使ってあげると、とてもリラックスして心地よくスキンケアを受けていただけるようになります。

目頭のきわや目尻なども忘れずに保湿する

スキンケアをするときは手間をかけている時間がなかったり面倒に感じてパパッと済ませてしまいがちですが、メイクを1日長持ちさせベースメイクを美しい仕上がりにするためには、こまかい部分までていねいに保湿をすることがとても大切です。

その中でも保湿をするときに忘れてしまいがちになるのが、目頭のキワや目尻のくぼみがある部分、小鼻の横や口角といったごく小さい部分です。

冬のスキンケア

これらの忘れがちになる部分は、老化の症状が出やすい部分です。

目頭のキワや目尻のくぼみは、横にこまかいちりめんジワや笑いジワができやすい場所。
またほうれい線は小鼻の横から出始め、ここを起点にどんどん深く入っていくようになります。

そして口角は、筋肉のたるみとともに下がりやすい部分です。

おでこやほほ・あご先などの面積の広い部分を集中的に保湿しがちですが、見落としがちな部分にこそ老けて見える兆候が出やすいです。

これらの部分も指先を使ってピンポイントでていねいに保湿をすることでシワができにくくなり、老化をおさえる効果を高めることができるようになります。

保湿力がもの足りないときは、しっとりするまで乳液やクリームをなじませる

スキンケアをしたあと肌全体をさわってうるおっている感じがあまりないようであれば、さらに乳液やクリームをなじませてしっかりと保湿をしてあげることが大切です。

うるおいの目安としては、肌をさわったときに肌の表面に手がしっかりと吸いつくような感じであれば大丈夫です。

ですが、すこしサラッとしているような状態で吸いつくような感じがなければうるおいが足りていません。

アメリカ版『VOGUEヴォーグ』の表紙モデルや化粧品メーカーUNMIXアンミックスをプロデュースしているヘアメイクアップアーティストの吉川康雄さんも、SNSの投稿を通じておなじことをおっしゃっています。

吉川康雄さんは現在ニューヨークを拠点にメイクアップアーティストとして活動されていますが、今の時期のニューヨークは日本よりもずっと湿度も気温も低い状態です。

私も10年ほど前の11月にニューヨークに1ヶ月滞在していましたが、空気の乾燥がひどく、湿疹が出たり肌のシワっぽさをとても感じながら過ごしていました。

ニューヨークのように湿度の低い地域では、しっかりと保湿をしてもすぐに肌が乾燥する状態に戻ってしまいます。

そのため肌から水分が蒸発することを防ぐためには、乳液やクリームをしっかりとつけて膜を張ってあげることが大切でした。

おなじように日本の湿度が低下する季節もスキンケアをしたあとの肌のうるおいがもの足りないときは、さらに上からすこしだけ乳液やクリームをつけ足して油分をおぎなってください。

ただしこれは、住んでいる地域によってもちがいがあります。

たとえば北海道と沖縄とでは、気温も湿度もちがいます。
また雨の日と晴れの人でも湿度にちがいが出てきます。

住んでいる地域や天気によっても保湿後の肌の状態はちがうので、湿度が低い地域にお住まいであったり晴れの日で湿度が低くなっている状態のときは、乳液やクリームだけでなく化粧水もたっぷりと使って肌の水分量を増やしてください。

スキンケアの最後は両手で肌全体をしっかり包み込む

化粧水で保湿して乳液でうるおいを閉じ込めたら、最後に両手で肌全体を包み込んでそのまま3秒ほど時間を置いてください。

こうすることで、

・手のひらの温度で肌の奥まで美容成分をしっかりと浸透させることができる。
・肌の表面がしっかりとうるおっているかどうかを確かめることができる。

ことができます。

上述したように美容成分には良質の油分が含まれているため、温めることで油分が溶けだししっかりとより肌の奥まで浸透しやすい状態になります。

また肌の表面に吸いつくような潤いがあるかどうかを確かめることもできるため、一石二鳥の効果を得ることができます。

まとめ

ここ数年ベースメイク用の化粧品も大きく進歩しており、保湿剤や下地にオイルが入っているものなど、うるおいを長持ちさせる効果のあるものがどんどん出てきています。

ですがメイクのモチを良くし全体的な仕上がりを美しくするためには、スキンケアによる肌の保湿は欠かせません。

スキンケアは肌の老化を防ぐために大切ですが、メイクを美しく仕上げるためにも大切です。

しっかりと保湿をしたあとのベースメイクの仕上がりの美しさは格別です。
また時間とともに出てきやすい小じわの出方にも大きな差が出ます。

簡単なことでメイクのモチや仕上がりの美しさが確実に変わるので、ぜひ今日からスキンケアの方法を変えてみてください。



”美容サロンがあなたの玄関先へ”

ヘアメイクを通じて
たくさんの人たちに心のこもった技術を届ける
という想いを込めて仕事をしています。

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