ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。
わたしがフリーランスとなった8年ほどまえからメイクがナチュラル志向に変わっています。
その当時はとくにアイメイクがナチュラルになっていたのですが、そのぶん真っ赤なくちべにを使ったり、チークで色っぽさやかわいらしさを強調したりと、リップやチークのメイクで全体的な雰囲気を出すメイクが流行っていました。
ですが2020年からはじまったコロナ禍をきっかけに、マスクをつけなければならなくなったことで、またアイメイクに注目があつまるようになりました。
ただコロナ禍以前のようなナチュラルメイクでは、マスクをつけたときにとてもお顔の印象がうすく感じる方が多かったのではないかと思います。
今日は「ぼかす」テクニックを使って、自然なのに目が大きく印象的に見えるメイクの仕方をご紹介していきます。
それではさっそくご紹介していきます。
現代のナチュラルなアイメイクについて
Make : Yukiko Ogawa (AimaBle)
10年ほどまえまでのアイメイクは、黒のリキッドアイライナーでしっかりと太くアイラインを引き、黒色に近い濃い茶色を使ってアイシャドウを入れ、マスカラを塗ったうえからつけまつげをかさねるといったメイクがとても流行っていました。
従来のリキッドアイライナーではアイラインに太さや濃さが生まれにくいため、ボビー・ブラウンやMACといったコスメブランドから、ジェルアイライナーが発売されるようになったのもこのころです。
時を経て、わたしがフリーランスとなるころにはそのおもかげもなかったかのように、アイメイクがどんどんとナチュラルになっていきました。
そのぶんポイントメイクに取り入れられるようになったのが、真っ赤なくちべにやチークを使ったメイクです。
イガリシノブさんが考案された「おフェロメイク」が爆発的に流行ったのもこのころです。
そしてコロナ禍となった今、自宅以外ではマスクをつけることがマナーの1つとなるような時代になりました。
マスクをつけることによって出てきた問題が、「目と眉しかみえない」ということです。
コロナ禍よりも前までは、くちべにやチークで色っぽさやかわいらしさを出していきましたが、マスクをつけなければならなくなったことで、眉とアイメイクでしか全体的な雰囲気や印象を人にあたえられなくなってしまいました。
今はメイクがナチュラル志向に変わったということを上にも挙げていますが、アイライナーも茶色を使う方が多いと思います。
またアイシャドウもうすい色の茶色や、オレンジ系を使う方が多いのではないでしょうか。
ですが、いままでとおなじアイメイクでマスクをつけると、
となやむ女性が増えているそうです。
ではどこをどのようにしてメイクをすれば、自然なのに印象のあるアイメイクができるようになるのでしょうか。
メイクの仕方を変えるだけで、ナチュラルなのに印象のある目元になります
Hair & Make : Yukiko Ogawa (AimaBle)
マスクをつけることがマナーとなってから、メイクの仕方になやんだり、あわててお化粧品を買いに行かれた方も多いのではないかと思います。
いままで使っていた茶色のアイライナーを黒に変えてみたり、ボリュームが出るマスカラをなんども塗ってみたり、アイシャドウの色を濃くしてみたり…。
でもお化粧品を買い替えただけでは目元の印象は強くなっても、自分のなかでは濃すぎるように感じてしまったり、どこかしっくりこないように感じているのではないでしょうか。
その理由としては、お化粧品ではなくメイクの仕方を変える必要があるからです。
上記のようにお化粧品だけを変えると、目のりんかくを強調しすぎたり、まつ毛だけが濃くなってしまったり、こなれ感とはほど遠い一昔前のようなメイクに仕上がってしまいます。
メイクの順番を変えるだけで、自然なのに印象的なアイメイクに仕上がります
ではどのようにしてメイクをしていけば良いのでしょうか。
アイメイクの基本的なメイクの順番としては、
2.アイライナー
3.ビューラー
4.マスカラ
となります。
たいていの方がこの順番でアイメイクをされているのではないでしょうか。
このメイクの順番をすこし変えるだけで、ナチュラルなのに印象的な目元にすることができるようになります。
アイメイクの仕方について
まずはじめに使うのはアイシャドウです。
アイホール全体に入れる色は、まぶたのくすみをはらう意味もあるので明るめの色がおすすめです。
通常は目のキワにすこし濃い色のアイシャドウを入れていきますが、さきにビューラーをしてまつ毛をしっかりと上げていきます。
なぜならば先にビューラーをすることで、アイライナーがうすくなってしまうことを防ぐことができるからです。
ビューラーをしたあとにアイラインを入れていきます。
このときに黒は使わないでください。
というのも、目のりんかくを強調しすぎてしまうからです。
茶色のアイライナーを使ってアイラインを引いていきます。
つづいて先のほそいアイシャドウ用チップに茶色のアイシャドウをとって、目のキワに色を入れていきます。
このように順番を変えてアイシャドウをアイラインのあとから入れることで、しっかりと引いたアイラインの効果をやわらげることができるため、目元の印象を自然なのに印象的にすることができるようにもなります。
使う茶色のアイシャドウとしては、写真下側の茶色のアイシャドウくらいの色みがおすすめです。
カネボウ アイカラーデュオ 19
そして最後にマスカラをつければ、ナチュラルで印象的なアイメイクの完成です。
まとめ
時代や流行りとともにメイクもどんどんと変わっていきますが、マスクを必要とする日常はまだしばらくつづきそうです。
そのためマスクをつけているときとはずしたときとで、見た目の印象に大きなちがいが出てもすこし残念ですし、反対にすっぴんのように思われてもかなしいものです。
メイクは使うお化粧品選びもたいせつですが、テクニックもたいせつになります。
とても簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
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