はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
ヘアメイクの仕事は、細かく分けるといろいろな種類に分類されます。
私はむかし結婚式場でブライダルヘアメイクをおこなっていましたが、いまは撮影を中心としたヘアメイクに移行しています。
撮影の種類も細かく分けると、コマーシャルや雑誌など媒体関連や結婚式・成人式のようなお祝いごとの撮影、またホームページなどのビジネスやお見合い写真などのプロフィール写真といった個人撮影などがあります。
コマーシャルなどの媒体撮影や個人撮影とお祝いごとの撮影とでは、大きなちがいがあります。
それは、携帯電話やご自身たちのカメラやビデオの撮影も入るということ。
つまりプロのカメラマン以外に一般の方たちの撮影も入るということです。
コマーシャルや個人撮影は、その撮影に関係のある人たちだけで撮影をおこないます。
たとえばわたしたちヘアメイク・カメラマン以外にモデル・現場を指揮する監督やそのほかのスタッフと撮影関係者のみで撮影がおこなわれ、個人的なアルバムを作るような撮影がないということです。
また守秘義務などの関係で写真などの一般公開が禁止になっているものも多いです。
Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
もちろん記録として自分たちの携帯電話などで撮影をすることもありますが、あくまで記録として残すことが目的です。
許可がおりればブログやSNSで宣伝用に使わせていただくこともありますが、多くは守秘義務のかね合いで掲載できないことがほとんどです。
成人式や七五三などのお祝いごとの前撮りや後撮りには、ご家族様も撮影にお越しになります。
また結婚式の前撮りはおふたりだけで撮影をすることが多いですが、おふたりの携帯電話で写真を撮られることも多いです。
いまは携帯電話のカメラの性能がとても上がおり、一眼レフのカメラで撮影をしたような美しいクオリティの写真や動画を撮ることができます。
ですがプロのカメラマンは光の当て方や影の飛ばし方など技術を駆使して撮影をしているため、この部分ができあがった写真の仕上がりに大きな差が出ます。
プロのカメラマンとの撮影により写真の仕上がりに差が出るとはいえ、あなたのカメラで撮影した写真のヘアセットやメイクが気に入らない仕上がりだと悲しくなりますよね。
私はお祝いごとの撮影などは一般の方が自分のカメラで撮影をされることを考えて、誰が撮影しても髪型やメイクがキレイに写ることを大切にヘアメイクをしています。
たとえば下の結婚式の写真は、プロのカメラマンによる撮影です。
肌の質感、写真の透明度、全体的な明るさなど写真全体の質感の美しさがとてもひき立っています。
そしてつぎは、お客様が携帯電話で撮影された写真です。
プロカメラマンが使っている一眼レフのカメラと携帯電話のカメラとでは、解像度に大きな差が出るため写真全体のなめらかさはプロカメラマンの方が仕上がりは美しいですが、髪型やメイクが写真に写ったときの仕上がりに大きな差は出ていません。
下の写真は結婚式の前撮りですが、プロカメラマンの撮影ではなく私が携帯で撮影したものです。
カメラの性能が良い携帯電話を使っていたわけではありませんが、それでもこれだけのクオリティで撮影をすることができます。
私も、撮影の知識や技術力は持っていません。
いまは携帯電話の性能が上がっていたりアプリを使ってキレイに写真を加工・修正することができるため、一般の方が撮った写真も美しくプロ並みに仕上げることができるようになっています。
それでも撮影をする元となるヘアセットやメイクの仕上がりが美しくなかったり仕上がりを考えて作られていないと、とてものっぺりとしたうすい仕上がりの写真になってしまったり、ものすごく顔の印象だけが濃い写りになってしまったりします。
私もSNSなどでいろいろな写真を見ますが、なかにはご新婦様の顔色がとてもくすんで疲れているように見える写真を見かけることがあります。
これはとても残念です。
私の知り合いのカメラマンがご自身のホームページに揚げられていた写真にも、とても疲れているような仕上がりの写真がありましたが、どれだけ撮影の技術があっても被写体のヘアセットがボサボサだったりベースメイクがくすんでいると、
写真全体が台無しになるなぁ…。
と、見ていてとても残念な気持ちになります。
写真を美しく撮るためのヘアセットやメイクのポイントは、
・ワックスやスプレーなどのスタイリング剤を使ってボサボサ感が出ないよう髪をまとめる。
・ベースメイクは、くすみをしっかりとはらう。
・遠くから撮影をしても顔だちが分かるようメイクにメリハリをつける。
・メイクの引き算を大切にする。
という点です。
髪から短い切れ毛などが浮いていると、とてもボサボサ感が強くなり全体的にきたない仕上がりになってしまいます。
それを防ぐためワックスやスプレーを使って髪の浮きなどをおさえることがとても大切です。
とくにいま流行りのルーズに崩す髪型は、毛束をひき出すと短い毛が浮きやすくなるのでスプレーを使ってセットをすることがとても大切です。
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
そしてベースメイクは、くすみをしっかり払うこと。
肌の色がくすんで見えるとチークを入れてもそのチークの色もくすむため、全体的にとても疲れたような印象に仕上がってしまいます。
ベースメイクは、メイクの土台。
このひと手間でメイク全体の仕上がりに大きな差がでます。
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
そして遠くはなれた場所から撮影をしたときに顔だちや表情がはっきりと分かることも大切です。
それにはメイクにメリハリをつけなければなりませんが、ただ濃いだけのメイクでは顔のアップの写真を撮ったときに濃過ぎてとても残念な仕上がりになります。
メイクにメリハリをつけながらアップで撮影しても美しい写真写りにするためには、メイクの「引き算」がとても重要。
メイクは上に足すイメージがとても強いですが、どこかを弱める引き算のメイクがもっとも大切です。
これからも誰が撮影しても美しい仕上がりになるヘアメイクを大切に1つ1つの仕事に入りたいです。
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”美容サロンがあなたの玄関先へ”
エマブールのヘアメイクは、“美容のプロフェッショナルがあなたの元へ”というコンセプトで大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山といった関西圏を中心にお客様のご自宅やご指定の場所へ全国出張し、個人様やメディア撮影・イベント事業・結婚式・成人式・ご高齢の方などに向けたヘアセットやメイクをご提供しております。
特別な日のための特別なヘアメイクを望む方に、最適かつスタイリッシュで美しい仕上がりを約束します。
ご予約は簡単にできるオンラインで承っており、ヘアメイクアップアーティストがすべての道具と機材を持参してお伺いします。
移動の手間を省き、リラックスできる環境でプロの技術を受けられるのが魅力です。
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