はじめまして。
わたしは大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている、「エマブール」の小川敬子です。
今日は昨日ご紹介した大阪・中央公会堂で前撮りを行ったさいのチャイナドレスでの撮影に続いて、ウェディングドレスでの撮影のことについてご紹介します。
チャイナドレスでの撮影終了後、支度部屋としてお借りしているお部屋に戻ってヘアセットとメイクをウェディングドレスに合わせて作り替えていきました。
ブライダルヘアメイクは2人体制にしているため、わたしはメイクを終えたあとご新郎様のお着替えのお手伝いに入りました。
男性のタキシードにお手伝いが必要なの?
と思われる方が多いかと思いますが、男性の洋装スタイルはカッターシャツやズボンだけではなく、
・サスペンダー
・カフス
・ネクタイ
場合によってはカマーバンドの装着が必要なときもあります。
すべてご新郎様にご自身で着替えていただくこともできますが、サスペンダーやアームバンド・カマーバンドはサイズ調節が必要なため、こちらでお手伝いをした方が美しく楽にお着替えをしていただけます。
そのためカッターシャツとズボンを着ていただき、ほかのお着替えについてはこちらでお手伝いをさせていただくのが通例です。
2人で支度に入っているので予定よりも早くお支度が完了し、さっそくウェディングドレスでの撮影をはじめることができました。
わたしたちの支度時間が早く上がればそのぶん撮影の時間もゆっくりととることができるので、お色直しの時間短縮はとても大切です。
ウェディングドレスのメイクは、スレンダーなマーメイドのウェディングドレスに合わせて大人っぽくなるよう茶系のアイシャドウをいくつも重ねて深みを出しています。
リップはコーラルピンクにすこし青みのあるピンクを重ねて。
髪型はきれいにまとめた下めのシニヨンスタイルをご希望されていたのですが、結婚式当日と違うふんいきにするため少し動きのあるふんわりとしたスタイルにご変更されました。
ヘアメイクの仕上がりをご覧になられたご新婦様から、
と髪型もメイクもとても気に入っていただけて、わたしたちもとてもうれしかったです。
ちなみに結婚式当日と前撮りで同じ髪型やメイクにする必要はありません。
これは成人式当日と前撮りのヘアメイクにも言えることです。
その理由としては、当日たくさんの方に見ていただく髪型とお写真に残す髪型がちがうと同じドレスでもまた違ったふんいきに見えますし、写真をご覧になられた方たちにもふんいきの違いを楽しんでいただくこともできるからです。
また髪の量が多かったりなどで、(わたしの髪でこの髪型は無理かも…。)とあきらめてしまう方がおられますが、担当のヘアメイクさんにご相談をしてみてください。
こちらのご新婦様は髪の量が多いという理由で、ふわっとした動きのあるスタイルをあきらめてきれいにまとめたシニヨンスタイルをご希望されたのですが、写真のようにバランス良くきれいにまとめることができています。
これもこまかくご相談をしてヘアセットを行ったからです。
あきらめてしまわず、ぜひお気軽にご相談してみてくださいね。
おふたりでの撮影のあとは、ご新郎様・ご新婦様のおひとりの撮影に入りました。

バレエの先生をされているご新婦様、うしろ姿がとてもうつくしいです。
マーメイドラインのドレスはすそを広げたときのうつくしさがとても大切になります。
ドレスのすそをうつくしく整えることも私たちの腕の見せどころです。
中央公会堂の撮影ではベールをお付けしています。
こちらのウェディングドレスには付属でレースのショルダーが付いているのですが、ベールと重なってしまうためショルダーはロケーション撮影でお付けすることでお話をしました。
ベールは付ける位置によって見え方が変わってきます。
頭の中間よりも少し高い位置…すこし落ちついた雰囲気に見える。
後頭部…落ちついた大人の雰囲気に見える。
注意点としてベールの丈がみじかい場合は、後頭部に付けてしまうとベールダウンをしたときにフェイスベール(ベールに付いているみじかい丈のベール)がお顔全体にかかってこなくなるため、前髪の真後ろまたは頭の中間よりも高めの位置に付けることがおすすめです。
反対にベールの丈が長い場合はどこの位置につけてもフェイスベールが短くなることはありませんので、演出したい雰囲気に合わせて付けてください。

マーメイドラインのドレスは全体的に大人っぽい雰囲気が出やすいです。
またヘアスタイルも下にボリュームを出してまとめているので、全体的に大人っぽい雰囲気が出ていることからベールは後頭部にお付けしています。
ご新婦様のご希望に合わせることも大切ですが、ドレス・ブーケ・アクセサリー・ヘアスタイル・メイクと、すべてのバランスをまとめることもとても大切になります。
ちなみに、これはベールだけではなくヘアスタイルにもおなじことが言えます。
高い位置でポニーテールをすると若くはなやかな雰囲気が出やすくなりますが、結ぶ位置を下げていくと落ち着いた雰囲気になっていきます。
このように雰囲気に合わせて髪型を決めるときの目安にすることができますので、ドレスやご自身がイメージする花嫁像に合わせて、どこにポイントを出して髪のボリュームを出すのかも考えてみてください。
きっと理想のスタイルが見つかります。
中央公会堂の撮影が終わるころには日がかたむきはじめ、日の光もやわらいでとても良い雰囲気になっていました。
ここでヘアメイクさんとお別れし、私たちは神戸・旧居留地へと車で移動しました。
まずは博物館の前で撮影です。

到着するころには日が暮れ始めていましたが、さいわいなことにあたたかい日だったので、おふたりが過ごしやすそうにしてくださっていて安心するばかりでした。
中央公会堂でのウェディングドレスでの撮影とはちがい、こちらではベールをはずしてレースのショルダーをお付けして撮影をしています。
おなじドレスでもショルダーが付いたりベールをはずすことでとても雰囲気が変わります。
最近はロングスリーブのドレスも流行っていますが、着脱ができるといろいろな雰囲気を楽しむことができますね。

ヘアスタイルやメイクのイメージを決めるときは、お召しになられる衣装をかならず教えていただきます。
体の中で一番面積を占める衣装は、全体の雰囲気を決める大切な要素になるからです。
衣装やご希望されるイメージに合わせてヘアスタイルやメイクのご提案をしていきます。
またコマーシャルなどの撮影では、クライアント様と打ち合わせたイメージを衣装とともにすり合わせていきます。
全体的なイメージと衣装をおうかがいすることで、髪型やメイクのイメージもよりそのイメージに合わせやすくなり、だれが見てもイメージしている雰囲気が伝わるヘアメイクをすることができるようになります。
ここからエルメスなどの高級ブティックが立ちならぶ場所へ歩いて移動しました。
とても人気のある場所のため、私たちのほかにも結婚式の前撮りをされているご新郎ご新婦様がたくさんいらっしゃいました。

うしろにある建物がエルメスです。
とてもすてきですよね。
撮影の人気スポットなのも納得するばかりです。
ほかの結婚式前撮りをされているご新郎ご新婦様がとおり過ぎられるときに、
「きれい~!」
とおふたりをご覧になられておしゃってくださっていました。
撮影後日、ご新婦様からメールをいただきました。
「小川さんのアテンド(介添え)はとても心強く、安心して撮影ができました。一生の思い出に残るたのしい一日を過ごすことができ、主人もよろしくお伝えしてね、と申しております。などなど…。」
おふたりとのご縁に感謝するとともに、末永いしあわせを心よりお祈りしております。
ヘアセットやメイクのことはプロのヘアメイクアップアーティストにご相談ください。
1日1組様限定で結婚式前撮り・フォトウェディングのヘアメイクを承っております。
1日1組様限定のためコロナ感染のリスクをおさえることができます。
ブライダルヘアメイクの詳細や価格については下記よりご高覧ください。
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