ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。
昨年末にメイクブラシやお化粧品の大掃除の仕方や整理整頓のたいせつさについてご紹介をしましたが、今日は月に1度わたしがおこなっているメイク道具やヘアセット用品のお手入れと、そのたいせつさについてご紹介していきます。
それではさっそくご紹介していきます。
月に1度ヘアメイク道具をお手入れすることの必要性について
わたしは出張でのヘアセットやメイクを業務としているため、日々さまざまな場所へ行ってヘアメイクを担当させていただいています。
美容室とおなじなのは、「ヘアセットやメイクの道具がなければスタイリングをすることができない」という点です。
ちなみに美容室とちがう点は、ヘアカットやパーマ・カラー・シャンプーといったサロンワークがないという点です。
そのため使う道具も似てはいますがちがってきます。
わたしたちが仕事をする上でもっとも必要となるのがブラシ類です。
たとえば美容師さんたちが使っているのとおなじものでいえば、クッションブラシやコーム(くし)が挙げられます。
またメイクブラシもわたしたちにとっては仕事で必要なアイテムです。
なぜならばブラシがなければこまかい作業がしづらく、質の高い技術を提供することがとてもむずかしくなるからです。
そのためこれらの道具は使う回数がとても多くなります。
またそれによって、化粧品やワックス・スプレーといったヘアー用品でとてもよごれやすくなります。
上記のことからも、ヘアセットやメイクで使う道具はこまめなお手入れが必要となります。
またわたしはエアブラシという道具を使ったエアブラシメイクをおこなっているため、これについてもお手入れが必要となります。
毎日のお手入れについて
メイクブラシやコームなどは、ヘアメイクの技術をご提供するにおいてもっとも使うものではありますが、素材が動物の毛やナイロンでできているため、年末の大掃除のときのように洗っていては乾くのに時間がかかってしまいます。
それでは次の仕事までに乾かすことができないため、仕事で道具を使えない状況が発生してしまいます。
そのためわたしはヘアセット用のブラシやコームについては、ブラシに付いている髪の毛を取りのぞき、アルコール消毒用のスプレーを軽くサッとふりかけて乾かしています。
アルコールは速乾性が高いため、ふりかけてもしばらく経つとしっかり乾いてくれるからです。
またウィルスや細菌などを殺菌することができるので、これらへの感染を防ぐこともできます。
メイク道具についてはまずティッシュをつくえなどに広げておき、その上でブラシをはらうようにして、付いているアイシャドウやチークなどの粉を落としていきます。
このようにしてあるていどのよごれを落としたら、紫外線を使って殺菌をすることができるケースの中にブラシを入れてUVケアをしていきます。
ヘアセットのブラシは、直接肌に触れることがすくないためアルコール消毒をおこなっていますが、メイクブラシは直接肌に触れて使っていくものであるため、アルコールで消毒をするのは危険です。
そのためUVケアをおこなっているのですが、今は2,000円ほどで買うことができるため価格面でとてもありがたいです。
もちろん何度でも使うことができるうえに、しっかりと殺菌ができるため衛生面でもとても安心して使うことができますし、ブラシの毛が傷むことを防ぐこともできます。
月に1度のお手入れについて
ですが何度も使っているとメイクブラシはとくに毛がゴワゴワとしてくるため、月に1度は洗うようにしています。
あるていどはティッシュでよごれを落とすことはできますが、完全に落としきることはできません。
そのため洗わずにずっと使いつづけていると、ブラシの奥にのこっているアイシャドウやチークの色がどうしても混ざってしまうため、じっさいのメイクで使いたいアイシャドウやチークをそのとおりに発色させることができなくなってきます。
きれいな色のピンクのチークをふんわりと発色させたいのに、オレンジがすこし混ざったりしてしまうとちがう色になってしまいますよね。
このようなことをさけるためにも、月に1度はメイクブラシを洗うようにしています。
ヘアセットで使っているコームについても洗うことができるため、これも月に1度しっかりと洗うようにしています。
洗うことで見た目がきれいになるだけではなく、逆毛を立てやすくなるからです。
エアブラシのお手入れについて

エアブラシメイクは写真のように、肌からエアブラシをはなした状態でお顔にメイクをしていきます。
そのためお顔に直接手や道具が触れません。
ですがエアブラシもお手入れをする必要があります。
毎日のお手入れについて
エアブラシは上に挙げたように、直接肌に触れずにメイクをすることができるためとても衛生的ですが、0.3ミリほどの小さな穴から液状のファンデーションを吹き出すため、こまめにお手入れをしないとファンデーションが中で固まってしまったりつまってしまいます。
これは余談ですが、エアブラシに使うファンデーションは市販のものは使えません。
なぜならば市販のファンデーションはカバー力があるため、エアブラシ専用のファンデーションとくらべると粒子が大きいので、エアブラシがすぐにつまってしまうからです。
エアブラシの毎日のお手入れとしては、1度エアブラシの中に入っているファンデーションをすべて吹き出してしまいます。
そのあとエアブラシ専用の洗浄液をカップの中に入れて洗浄をし、つづいて水をカップにそそいで洗浄します。
これを3回ほどくり返せば完了です。
月に1度のお手入れについて
月にどのくらい使うかの回数によってもちがいがありますが、エアブラシは中でファンデーションがかたまりやすいため、月に1度写真のように分解してこまめにお手入れをしています。
写真をじっくりとご覧いただくと分かりますが、部品に色が付いていたりします。
月に1度はこのように部品を分解して洗浄液でよごれをふき取るようにしています。
このようにすることで、エアブラシの中でかたまっているファンデーションを落としきることができるようになります。
またそれによってファンデーションがなめらかに吹き出すようになるため、メイクの仕上がりもよりうつくしく仕上げることができるようになります。
ちなみにわたしは週に1度、ここまでの分解はしませんが、エアブラシの中にはいっている長い針を取り出してお手入れをするようにしています。
またそのときにカップの中に歯間ブラシをさし込んで、ファンデーションを取りのぞくようにしています。
これによって月に1度の分解をしたお手入れもかなり掃除が楽になります。
まとめ
わたしたちはヘアセットやメイクの道具にブラシ類やヘアアイロンなどさまざまな道具を使いますが、仕事によって使う道具がちがうだけで、どのような職業においてもなにも使わずに仕事をすることができません。
たとえばパソコンであれば月に1度はキーボードのほこりをとりのぞく、毎日使っているペンを拭くなど、日々使うものをすこしお手入れすることによって仕事がしやすくなるだけではなく、道具にたいして愛着がわいたり、たいせつに使うようになったりします。
仕事において人と人とのつながりがたいせつであるように、道具もとてもたいせつです。
わたしも仕事のパートナーとしてこれからも、道具をお手入れしながらたいせつに使っていきたいです。
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