はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
昨年末にメイクブラシや化粧品の大掃除の仕方や整理整頓の大切さについてご紹介しましたが、今日は月に1度私がおこなっているメイク道具やヘアセット用品のお手入れとその必要性についてご紹介します。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後9年間ブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざまな現場でヘアメイクアップアーティストとして活動をつづけています。
それではさっそくご紹介します。
月に1度ヘアメイク道具をお手入れすることの必要性について
私は、出張でのヘアセットやメイクを業務としているため日々さまざまな場所へ行ってヘアメイクを担当させていただいています。
美容室とおなじ点は、「ヘアセットやメイクの道具がなければスタイリングをすることができない」という点です。
ちなみに美容室とちがう点は、ヘアカットやパーマ・カラー・シャンプーといったサロンワークがないということです。
そのため使う道具も似てはいますがちがってきます。
わたしたちが仕事をする上でもっとも必要となるのがブラシ類です。
たとえば美容師さんたちが使っているのとおなじものでいえば、クッションブラシやコームが挙げられます。
またメイクブラシもわたしたちにとっては仕事で必要なアイテムです。
なぜならばブラシがなければこまかい作業がしづらく、質の高い技術を提供することがとてもむずかしくなるからです。
そのためこれらの道具は使う回数がとても多くなります。
またそれによって化粧品やワックス・スプレーといったヘアー用品でとてもよごれやすくもなります。
上記のことからも、ヘアセットやメイクで使う道具はこまめなお手入れが必要となります。
また私はエアブラシという道具を使ったエアブラシメイクをおこなっているため、これについてもお手入れが必要となります。
Airbrush make-up どこよりも美しく 完成されたメイクを届ける エアブラシメイクは、エアブラシという道具を使用してミスト状にしたファンデーションを肌に優しく吹きかける技術です。 指やメイクブ[…]
毎日のお手入れについて
メイクブラシやコームなどはヘアメイクの技術をご提供するにおいてもっとも使うものではありますが、素材が動物の毛やナイロンでできているため年末の大掃除のときのように洗っていては乾くのに時間がかかります。
それではつぎの仕事までに乾かすことができないため仕事で道具を使えない状況が発生してしまいます。
そのため私はヘアセット用のブラシやコームについては、ブラシに付いている髪の毛を取りのぞきアルコール消毒用のスプレーを軽くサッとふりかけて乾かしています。
アルコールは、速乾性が高いためふりかけてもしばらく経つとしっかり乾いてくれるからです。
またウィルスや細菌などを殺菌することができるのでこれらへの感染を防ぐこともできます。
メイク道具についてはまずティッシュをつくえなどに広げておき、その上でブラシをはらって付いているアイシャドウやチークなどの粉を落とします。
このようにしてあるていどのよごれを落としたら、紫外線を使って殺菌をすることができるケースの中にブラシを入れてUVケアをします。
ヘアセットのブラシは直接肌に触れることがすくないためアルコール消毒をおこなっていますが、メイクブラシは直接肌に触れて使っていくものであるためアルコールで消毒をするのは危険です。
そのためUVケアをおこなっていますが、今は2,000円ほどで買うことができるため価格面もとてもありがたいです。
もちろん何度でも使うことができ、しっかりと殺菌ができるため衛生面でもとても安心して使うことができます。
またブラシの毛が傷むことを防ぐこともできます。
月に1度のお手入れについて
メイクブラシは、何度も使っていると毛がゴワゴワとしてくるため月に1度はていねいに洗うようにしています。
あるていどはティッシュでよごれを落せますが、完全に落としきることはできません。
そのため洗わずにずっと使いつづけているとブラシの奥にのこっているアイシャドウやチークの色がどうしても混ざってしまうため、じっさいのメイクで使いたいアイシャドウやチークをそのとおりに発色させることができなくなってきます。
きれいな色のピンクのチークをふんわりと発色させたいのにオレンジが少し混ざるとちがう色になってしまいますよね。
このようなことをさけるためにも、月に1度はメイクブラシを洗うようにしています。
はじめまして。 私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBleエマブール」の小川敬子おがわゆきこです。 クリスマス気分もすっかり抜けて新年をむかえる準備をしている方も多いのではな[…]
ヘアセットで使っているコームについても洗うことができるため、これも月に1度しっかりと洗うようにしています。
洗うことで見た目がきれいになるだけではなく逆毛が立てやすくなります。
エアブラシのお手入れについて
エアブラシメイクは、写真のように肌からエアブラシをはなした状態でメイクをします。
そのため顔に直接手や道具が触れません。
ですがエアブラシもお手入れをする必要があります。
毎日のお手入れについて
エアブラシは上に挙げたように直接肌に触れずにメイクをすることができるためとても衛生的ですが、0.3mmの小さな穴から液状のファンデーションを吹き出すため、こまめにお手入れをしないとファンデーションが中で固まってしまったりつまってしまいます。
これは余談ですが、エアブラシに使うファンデーションは市販のものを使えません。
なぜならば市販のファンデーションはカバー力があるため、エアブラシ専用のファンデーションとくらべると粒子が大きいのでエアブラシがすぐにつまってしまうからです。
エアブラシの毎日のお手入れとしては、1度エアブラシの中に入っているファンデーションをすべて吹き出してしまいます。
そのあとエアブラシ専用の洗浄液をカップの中に入れて洗浄をし、つづいて水をカップにそそいで洗浄します。
これを3回ほどくり返せば完了です。
月に1度のお手入れについて
月に使う回数によってちがいはありますが、エアブラシは中でファンデーションがかたまりやすいため月に1度写真のように分解してこまめにお手入れをしています。
写真をじっくりとご覧いただくと分かりますが、部品に色が付いていたりします。
月に1度は、このように部品を分解して洗浄液でよごれをふき取るようにしています。
このようにすることでエアブラシの中でかたまっているファンデーションを落としきることができるようになります。
またそれによってファンデーションがなめらかに吹き出すようになるため、メイクの仕上がりもより美しく仕上げることができるようになります。
ちなみに私は週に1度ここまでの分解はしませんが、エアブラシの中に入っている長い針を取り出してお手入れをしています。
またそのときにカップの中に歯間ブラシをさし込んでファンデーションを取りのぞいています。
これによって月に1度の分解をしたお手入れもかなり掃除が楽になります。
まとめ
わたしたちはヘアセットやメイクの道具にブラシ類やヘアアイロンなどさまざまな道具を使いますが、仕事によって使う道具がちがうだけでどのような職業においてもなにも使わずに仕事をすることができません。
たとえばパソコンであれば月に1度はキーボードのほこりをとりのぞいたり毎日使っているペンを拭くなど、日々使うものを少しお手入れすることによって仕事がしやすくなるだけではなく、道具にたいして愛着がわいたり大切に使うようになったりします。
仕事において人と人とのつながりが大切であるように道具もとても大切です。
私も仕事のパートナーとしてこれからも、道具をお手入れしながら大切に使っていきたいです。
☆
☆
”美容サロンがあなたの玄関先へ!”
ヘアメイクを通じて
『たくさんの人たちに心のこもった技術を届ける』
という想いを込めて仕事をしています。
ご自宅の扉を開けるだけで
美しさと最高の笑顔を体感いただけます。