「夏になるとなにをしてもメイク崩れがひどくなる…。どうすれば防げるんだろう。」
「化粧崩れしたメイクをキレイに直すにはどうしたら良いんだろう?」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
はじめまして。
わたしは大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている、「エマブール」の小川敬子です。
今年は空梅雨かと思うくらい雨の降らない日が続いていますが、それとは反対にとても暑い日が続いていますよね。
新型コロナウィルスの感染拡大以降、マスクをつけて出歩くことが求められています。
今年は感染拡大が落ち着いていることや、熱中症対策として人通りの少ない外でのマスク着用は求められなくなりました。
ですが、まだまだマスクを付けなければならない場所は多いですし、なによりもこの暑さ。
女性にとって大きな悩みの種として挙がってくるのが、化粧崩れです。
今日はどうして化粧崩れが起こるのかという原因と、どうすれば化粧崩れを防ぐことができるのか。
そして化粧崩れしたメイクをキレイに直す方法についてご紹介していきたいと思います。
このブログの信頼性について
このブログを書いているわたしはヘアメイク歴19年のヘアメイクアップアーティストです。
9年間ブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクは過去にセントラファエロ・アンジェルミエールにて、5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在フリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざまな現場でヘアメイクアップアーティストとして活動をしています。
それではさっそくご紹介していきます。
夏の化粧崩れの原因と防ぐ方法について
化粧崩れがなぜ起こるのか…。
その理由は、分泌される汗や皮脂に化粧品の油分が混ざりあうためです。
化粧品の多くは主成分として、水・粉・油からできています。
化粧品にふくまれている油に肌から分泌される汗や皮脂が混ざることによって、メイクが崩れやすい状態ができてしまうというのが化粧崩れの主な原因です。
とはいえ、日常の中で化粧品を使ってメイクをしなければならない場面はたくさんありますし、かといって生理現象である汗や皮脂が出ないようにすることはできません。
ではどのようにすれば化粧崩れを防ぐことができるのでしょうか。
化粧崩れを防ぐ方法について
化粧崩れを起こす原因は上にも挙げたように、
・化粧品にふくまれている油分
・汗や皮脂
です。
まずはじめに化粧崩れを防ぐ方法として挙げられるのが、スキンケアの仕方を変えることです。
肌の水分量を整えたり、メイクのノリを良くするためにスキンケアは欠かせません。
ですが汗や皮脂をたくさん分泌しやすい夏場においては、スキンケアをし過ぎると化粧が崩れやすくなります。
化粧崩れさせずにメイクのノリを良くするスキンケアの方法としては、
・乳液は少なめに使う
ことがポイントです。
スキンケアにおいて化粧水は化粧のりを良くするだけでなく、肌にハリやツヤを生みだすためにもとても大切です。
たっぷりと使っても肌からすぐに蒸発していくので、朝と夜の肌ケアとしてしっかりと使うことで、とてもみずみずしいつややかな肌に仕上がります。
その反面、乳液を少なめに使う理由としては油分が多くふくまれているからです。
乳液は化粧水で肌におぎなった水分を蒸発させにくくするために使います。
人工的な皮脂だと思っていただくと分かりやすいかもしれません。
そのためたくさん肌につけ過ぎてしまうと、皮脂の出やすい夏場は肌の上で過剰に油分が多い状態となってしまい、その上から重ねるファンデーションなどの化粧品にふくまれている油分と混ざり、ひどい化粧崩れを起こす原因となってしまいます。
このような理由から夏場に使う乳液の量は、通常よりも少なめにしておくことがオススメです。
目安としては通常の半分から2/3くらいの量にすると、肌を保湿しながら化粧崩れを防ぎやすくなります。
ただし化粧崩れが気になるからと、乳液を使わなかったり極端に量を減らすのは避けてください。
乳液は人工的な皮脂膜としての役割だけでなく、化粧下地やファンデーションを使うさいの潤滑油にもなります。
そのため極端に量を減らしてしまうと化粧のりが悪くなり、ベースメイクがムラになったりファンデーションなどの伸びが悪くなってしまうので気をつけてください。
スキンケアのつぎに化粧崩れを防ぐ方法として挙げられるのが、化粧品を使う方法です。
今は毎年の暑さに対応できるよう、化粧品もさまざまな進化を遂げています。
その中でわたしがお勧めするのが、フェイスパウダーを使うことです。
フェイスパウダーはベースメイクの崩れを防ぐための化粧品です。
主成分としては粉がもっとも多く、水と油はほとんど配合されていないものが多いです。
そのためフェイスパウダーを使うと、
・汗を弾く
ことができるので、化粧くずれすることを大幅に防ぐことができるようになります。
ですがデメリットとしては、肌がマットに仕上がってしまうことです。
ここ数年ツヤのあるベースメイクが流行っているので、肌がマットに仕上がると老けて見えたり、オシャレな雰囲気には見えなくなってしまいがちになります。
そこでオススメなのが、モイストタイプのフェイスパウダーです。
これについては以前ブログでご紹介したので説明は割愛しますが、フェイスパウダーなのに肌をしっとりとした質感にすることができるので、マットタイプのフェイスパウダーほど化粧崩れを防ぐ効果は高くありませんが、しっとりしたうるおいを肌に与えながら化粧崩れを防ぐことができ、今の流行りのベースメイクを損なうことなく化粧崩れを防ぐことができる優秀なコスメです。
また上から油分の多いハイライトを使っても変によれたりするがことなく、肌にうつくしいツヤ感を出すことができる点においても秀逸です♪
わたしも仕事でマスクは必要ですし、外で撮影する機会も多いのでこのモイストタイプのフェイスパウダーを使っていますが、化粧崩れを防ぎながら肌を乾燥させずツヤ感を残すことができるので、無くてはならないコスメになっています。
フェイスパウダーのほかにも化粧崩れを防ぐ化粧下地をファンデーションの前に使ったり、最近では化粧崩れを防ぐミストも販売されているので、このようなコスメを使うのもとてもオススメです。
化粧崩れしたメイクの直し方について
化粧崩れを防ぐことも大切ですが、まったく化粧を崩さずに過ごすことはとてもむずかしいこと。
そのため化粧直しがキレイにできることも大切になります。
化粧崩れしたベースメイクをキレイに直すためにまず始めにすることが、余分な油分をおさえることです。
そのために使うのがティッシュやメイク用スポンジです。
油分を抑えると聞くと油取り紙を使うことをイメージするのではないでしょうか。
油取り紙を使うとキレイに油分を取り除くことはできますが、反面、しばらくすると過剰に皮脂が出てきやすくなってしまうので、ティッシュの方がオススメです。
なぜ油取り紙を使うと過剰に皮脂が出てきやすくなるのかというと、皮脂は肌から水分が蒸発することを防ぐ保護膜の役割を果たしています。
そのため過剰に油分を取りすぎてしまうと、
「肌から水分が蒸発してしまう!」
と肌が反応して、あわてて保護膜をたくさん作りだしてしまうからです。
そのようなことからティッシュである程度の皮脂を抑えるだけにしておくことで、過剰に皮脂が出てくることを防ぎ、さらなる化粧崩れを防ぐことができるようになります。
また少し肌の表面に皮脂が残っていることで、上から重ねるファンデーションのノリを良くする効果もかねることができます。
また、パウダーファンデーションなどを塗るときに使うメイク用のスポンジで皮脂を抑えるのもオススメです。
スポンジに余分な皮脂を吸収させつつ、肌の奥に皮脂を戻す効果があるからです。
皮脂を肌の奥に戻すと聞くと汚いイメージがあるかもしれませんが、皮脂はもともと保護膜として自分の体から出ているもの。
汚い排せつ物ではありません。
そのためスポンジを使って皮脂を抑えても汚くはありません。
ですがスポンジに着いた皮脂をそのままにしておくと酸化して雑菌がわく原因になってしまうので、皮脂を抑えたらかならず洗うようにしてくださいね。
つづいてメイク直しに最適なコスメが、パウダーファンデーションです。
さまざまな種類のファンデーションが販売されていますが、その中でもパウダーファンデーションは主成分としてもっとも粉の量が多いファンデーションとなります。
パウダーファンデーションの特徴としては、
・薄づきである
ことが挙げられるのですが、パウダーファンデーションに配合されている粉の成分が皮脂を抑えてくれるため、化粧崩れを防ぐだけでなく、テカリを抑える効果も発揮してくれます。
またファンデーションの中でももっともカバー力が低いため、ファンデーションの上から重ねても厚塗りになることがなく、うつくしくベースメイクを修整することができます。
そしてコンパクトに入っているので、リキッドやクリームータイプのファンデーションよりも携帯がしやすく、持ち運びにもとても便利です。
わたしたちが現場でメイク直しをするときはパウダーファンデーションを使っています。
その理由も上記とまったく同じ理由からです。
それだけベースメイクのお直しには優秀なコスメなので、夏はとくにメイクポーチに入れておくことをオススメします。
まとめ
夏のメイク崩れがとくにひどくなる原因は、暑さによって出てくる汗と皮脂がファンデーションなどにふくまれる油分と混ざるためです。
メイク崩れを防ぐのに最適な方法としては、
・フェイスパウダーを使う
・化粧崩れを防ぐ化粧下地やミストを使う
ことをご紹介しました。
そして大切なのがくずれたメイクの直し方ですよね。
これについては、
・パウダーファンデーションを使って崩れた部分を直す
ことを挙げました。
わたしも真夏の現場では上の方法でメイク崩れを防いだり、キレイに化粧直しをしていますが、真夏におこなわれる外での和装撮影でも、メイクを崩すことなくうつくしい状態で撮影をすることができています。
メイクが崩れたりそれを直すためには、撮影の時間を止めなければなりません。
メイク直しの回数が増えるとそのぶん撮影を止める時間が増えてしまうため、ロスの時間がつみ重なり、時間が押してしまったり、最悪のばあい、イメージしていた撮影ができなくなってしまう原因にもつながってしまいます…。
そのため化粧直しの回数は少なくすることが大切になりますが、化粧崩れしないようベースメイクをすることもおなじくらい求められます。
ちょっとしたことで劇的にメイク崩れしにくくなったり、崩れたメイクもキレイに元通りにすることができます。
毎年夏のメイク崩れや化粧直しで困っていたら是非試してみてくださいね。
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