「夏になるとなにをしてもメイク崩れがひどくなる…。どうすれば防げるんだろう。」
「化粧崩れしたメイクをキレイに直すにはどうしたら良いんだろう?」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
新型コロナウィルスの感染拡大以降、マスクをつけて出歩く方も多くおられます。
私も仕事のときや人通りの多い場所ではマスクをしていますが、この暑さ。
女性にとって大きな悩みの種として挙がってくるのは、化粧崩れです。
今日は、どうして化粧崩れが起こるのかという原因と、どうすれば化粧崩れを防ぐことができるのか。
そして化粧崩れしたメイクをキレイに直す方法についてご紹介します。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
それではさっそくご紹介します。
夏の化粧崩れの原因と防ぐ方法について
化粧崩れがなぜ起こるのか。
その理由は、分泌される汗や皮脂に化粧品の油分が混ざりあうためです。
化粧品の多くは、主成分として水・粉・油からできています。
化粧品にふくまれている油に肌から分泌される汗や皮脂が混ざることによってメイクが崩れやすい状態ができてしまうというのが、化粧崩れのおもな原因です。
とはいえ日常の中で化粧品を使ってメイクをしなければならない場面はたくさんあります。
かといって生理現象である汗や皮脂を止めることはできません。
ではどのようにすれば化粧崩れを防ぐことができるのでしょうか。
化粧崩れを防ぐ方法について
化粧崩れを起こす原因は上にも挙げたように、
・化粧品にふくまれている油分
・汗や皮脂
です。
まずはじめに化粧崩れを防ぐ方法として挙がるのが、スキンケアの仕方を変えることです。
肌の水分量を整えたりメイクのノリを良くするためにスキンケアは欠かせません。
ですが汗や皮脂をたくさん分泌しやすい夏場は、スキンケアをし過ぎると化粧が崩れやすくなります。
化粧崩れさせずにメイクのノリを良くするスキンケアの方法として、
・化粧水はたっぷりと使う
・乳液は少なめに使う
ことがポイントです。
スキンケアにおいて化粧水は、化粧のりを良くするだけでなく肌にハリやツヤを生みだすためにとても大切です。
たっぷり使っても肌からすぐに水分は蒸発していくので、朝と夜の肌のケアとして化粧水をしっかりと使うことでとても瑞々しいつややかな肌に仕上がります。
その反面乳液を少なめに使う理由は、油分が多くふくまれているからです。
乳液は、化粧水で肌におぎなった水分を蒸発させにくくするために使います。
人工的な皮脂だと思っていただくと分かりやすいかもしれません。
そのためたくさん肌に付けてしまうと、皮脂の出やすい夏場は肌の上で過剰に油分が多い状態となってしまい、その上から重ねるファンデーションなどの化粧品にふくまれている油分と混ざりひどい化粧崩れを起こす原因となってしまいます。
このような理由から夏場に使う乳液の量は、通常よりも少なめにしておくことがオススメです。
目安としては、通常の半分から2/3くらいの量にすると肌を保湿しながら化粧崩れを防ぎやすくなります。
ただし化粧崩れが気になるからと、乳液を使わなかったり極端に量を減らすのは避けてください。
乳液は人工的な皮脂膜としての役割だけでなく、化粧下地やファンデーションを使うさいの潤滑油にもなります。
そのため極端に量を減らしてしまうと化粧のりが悪くなり、ベースメイクがムラになったりファンデーションなどの伸びが悪くなってしまいます。
スキンケアのつぎに化粧崩れを防ぐ方法として挙がるのは、化粧品を使う方法です。
毎年の暑さに対応できるよう化粧品もさまざまな進化を遂げています。
その中で私がオススメするのは、フェイスパウダーを使うことです。
フェイスパウダーは、ベースメイクの崩れを防ぐための化粧品です。
主成分としては粉がもっとも多く、水と油はほとんど配合されていないものが多いです。
そのためフェイスパウダーを使うと、
ことができるので化粧くずれすることを大幅に防ぐことができます。
ですがデメリットとしては、肌がマットに仕上がってしまうことです。
ここ数年ツヤのあるベースメイクが流行っているので、肌がマットに仕上がると老けて見えたりオシャレなふんいきに見えなくなってしまいがちになります。
そこでオススメなのが、「モイストタイプのフェイスパウダー」です。
これについては以前ブログでご紹介したので説明は割愛しますが、フェイスパウダーなのに肌をしっとりとした質感にすることができるのでマットタイプのフェイスパウダーほど化粧崩れを防ぐ効果は高くありませんが、しっとりしたうるおいを肌に与えながら化粧崩れを防ぐことができ、今の流行りのベースメイクを損なうことなく化粧崩れを防ぐことができる優秀なコスメです。
また上から油分の多いハイライトを使ってもよれにくく、肌に美しいツヤ感を出すことができる点においても秀逸です。
私がオススメするモイストタイプのフェイスパウダーに関するくわしい内容については、エマブールホームページ内ブログ、フェイスパウダーも進化の時代へ うるおいを与えるモイストフィニッシュパウダーをご高覧ください。
私も仕事でマスクは必要なうえに外で撮影する機会も多いのでこのモイストタイプのフェイスパウダーを使っていますが、化粧崩れを防ぎながら肌を乾燥させずツヤ感を残すことができるので無くてはならないコスメになっています。
フェイスパウダーのほかにも化粧崩れを防ぐ化粧下地をファンデーションの前に使ったり、最近では化粧崩れを防ぐミストも販売されているのでこのようなコスメを使うのもとてもオススメです。
化粧崩れしたメイクの直し方について
化粧崩れを防ぐことも大切ですが、まったく化粧を崩さずに過ごすことはとてもむずかしいこと。
そのため化粧直しがキレイにできることも大切です。
化粧崩れしたベースメイクをキレイに直すためにまず始めにすることは、余分な油分をおさえることです。
そのために使うのが、ティッシュやメイク用スポンジです。
油分をおさえると聞くと、油取り紙を使うことをイメージするのではないでしょうか。
油取り紙を使うとキレイに油分を取り除けますが、反面しばらくすると過剰に皮脂が出てきやすくなってしまうのでティッシュの方がオススメです。
なぜ油取り紙を使うと過剰に皮脂が出てくるのかというと、皮脂は肌から水分が蒸発することを防ぐ保護膜の役割を果たしています。
そのため過剰に油分を取りすぎてしまうと、
「肌から水分が蒸発してしまう!」
と肌が反応してあわてて保護膜をたくさん作りだしてしまうからです。
このことからティッシュであるていど皮脂を抑えることで過剰に皮脂が出てくることを防ぎ、さらなる化粧崩れを防ぐことができるようになります。
なお少し肌の表面に皮脂が残っていることで上から重ねるファンデーションのノリを良くする効果もかねることができます。
またパウダーファンデーションなどを塗るときに使うメイク用のスポンジで皮脂をおさえるのもオススメです。
なぜならば、スポンジに余分な皮脂を吸収させつつ肌の奥に皮脂を戻す効果があるからです。
皮脂を肌の奥に戻すと聞くと汚いイメージがあるかもしれませんが、皮脂はもともと保護膜として自分の体から出ているもの。
汚い排せつ物ではありません。
そのためスポンジを使って皮脂をおさえても汚くはありません。
ですがスポンジに着いた皮脂をそのままにしておくと、酸化して雑菌がわく原因になるので皮脂をおさえたらかならずスポンジを洗うようにしてください。
つづいてメイク直しに最適なコスメが、パウダーファンデーションです。
さまざまな種類のファンデーションが販売されていますが、その中でもパウダーファンデーションは主成分としてもっとも粉の量が多いファンデーションです。
パウダーファンデーションの特徴は、
・皮脂を抑える効果がある
・薄づきである
ことが挙げられますが、パウダーファンデーションに配合されている粉の成分が皮脂を抑えてくれるため、化粧崩れを防ぐだけでなくテカリを抑える効果も発揮してくれます。
またファンデーションの中でももっともカバー力が低いため、ファンデーションの上から重ねても厚塗りになりにくく美しくベースメイクを修整することができます。
そしてコンパクトに入っているのでリキッドやクリームータイプのファンデーションよりも携帯しやすく、持ち運びにもとても便利です。
わたしたちが現場でメイク直しをするときは、パウダーファンデーションを使います。
その理由も上記とまったく同じ理由です。
それだけベースメイクのお直しには優秀なコスメなので、夏はとくにメイクポーチに入れておくことをオススメします。
まとめ
夏のメイク崩れがとくにひどくなる原因は、暑さによって出てくる汗と皮脂がファンデーションなどにふくまれる油分と混ざるためです。
メイク崩れを防ぐのに最適な方法として、
・スキンケアで使う乳液の量を少しだけ減らす
・フェイスパウダーを使う
・化粧崩れを防ぐ化粧下地やミストを使う
ことをご紹介しました。
そして大切なのは、くずれたメイクの直し方です。
これについては、
・ティッシュやメイク用スポンジで余分な皮脂を吸収して取りのぞく
・パウダーファンデーションを使って崩れた部分を直す
ことを挙げました。
私も真夏の現場では上の方法でメイク崩れを防いだりキレイに化粧直しをしますが、真夏におこなわれる外での和装撮影でもメイクを崩すことなく美しい状態で撮影をすることができています。
メイクが崩れたりそれを直すためには、撮影の時間を止めなければなりません。
メイク直しの回数が増えるとそのぶん撮影を止める時間が増えてしまうためロスの時間がつみ重なり、時間が押してしまったり最悪の場合イメージしていた撮影ができなくなってしまう原因にもつながってしまいます。
そのため化粧直しの回数は少なくすることが大切でますが、化粧崩れしないようベースメイクを作ることも求められます。
ちょっとしたことで劇的にメイク崩れしにくくなったり崩れたメイクもキレイに元通りにすることができます。
是非試してみてください。
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