「結婚式のボディメイクってどこにどういうメイクをするの?」
「ボディメイクに使う化粧品ってなにを使うの?」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
先日結婚式のお支度でボディメイクを担当しましたが、ボディメイクとだけ聞いても、
ボディメイクの説明は聞いたけど、じっさいにどんなメイクををするのか分からないし、どんな化粧品を使うのかも分からないのでちょっと不安。
どうしようか迷うなぁ…。
と悩みますよね。
今日は、長年ブライダルヘアメイクアーティストとして活動しているプロならではの視点でボディメイクの説明と水化粧についてくわしくご紹介します。
あなたの疑問を解消する一助となれば幸いです。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
結婚式のボディメイクについて
結婚式のお支度は、おなじお祝いごとでも成人式とはちがいます。
結婚式のお支度内容について挙げると、
- ご新郎ご新婦様のヘアセットやメイク
- 衣装フィッティング
- 介添え
*介添えは、介添えの方がいる場合わたしたちはつきません。
です。
上記とはべつに、オプションの1つとして「ボディメイク」があります。
ボディメイクとは、顔にファンデーションをするようにドレスから出ている首・腕・背中・デコルテ部分にファンデーションをする体専用のメイクです。
ファンデーションといっても、顔に使うものとはまったくちがいます。
なぜならば背中やデコルテ部分は皮脂分ぴつが多く汗もかきやすいため、顔に使うものとおなじファンデーションを使うとメイクがとても崩れやすくなるからです。
また和装からウェディングドレスへのお色直しの場合、着物に肌がこすれてしまうためファンデーションがはがれ落ちてしまうだけでなく肌着もよごれてしまうので、皮脂と汗にとても強いファンデーションを使う必要があります。
ではボディメイクでは、どのようなファンデーションを使うのでしょうか?
結婚式のボディメイクは水化粧を行います
ボディメイクで使用するファンデーションは、水化粧というものです。
顔に使うファンデーションや道具とはまったくちがいます。
水化粧の道具
使い方は、
- お皿に2色のファンデーションを入れ、ご新婦様の肌色に合うよう色を調整する。
- ファンデーションに水を加える。
*ファンデーションをうすめるため水を混ぜますが、乾燥肌の方は化粧水を入れて混ぜることもあります。 - はけを使って水とファンデーションを混ぜ合わせたものを肌に塗り、大きなスポンジで軽くたたきながらファンデーションを伸ばしていく。
- ファンデーションが肌に定着するよう、フェイスパウダーをはたいて仕上げる。
です。
どのような感じで塗っていくのかというと、イメージ的には舞妓さんが体や顔にはけを使って白いファンデーションを塗っていくのとおなじです。
舞妓さんが使っている水化粧は色がとても白く濃度も濃いですが、結婚式用の水化粧は自然な肌の色や質感に見える必要があるため水で溶いて濃度をうすくします。
また肌色に合わせて明るい色と暗い色の2色のファンデーションを混ぜて色を調整します。
では水化粧を使ってボディメイクをすると、どのような効果を得ることができるのでしょうか?
ボディメイクで得られる効果とは
ボディメイクをすると、顔にファンデーションをしたときとおなじ効果を体にも得ることができます。
その効果は、
・肌に透明感が出る。
・小さな吹き出ものやニキビ痕・傷などを目立たなくする。
・汗をかいてもメイク崩れを起こさない。
・せっけんで洗い流すことができる。
というものです。
ではなぜメイク崩れが起きないのかというと、水化粧は主成分が粉と水だけでできており油が入っていないからです。
そのため皮脂と水化粧が混ざりにくいことから汗や皮脂に強くメイクの崩れる心配がありません。
上の写真のご新婦様はボディメイクを行っていますが、顔と体の肌色に差はありません。
それ以上に顔とおなじように肌のきめこまかさや透明感をご覧いただけると思います。
さきほどの舞妓さんの写真からだと水化粧はとても色が白く肌に厚塗り感が出るように思われてしまいそうですが、結婚式用のボディメイクは肌に違和感がないように作るため白くなったり厚塗り感が出る心配はありません。
またここ数年の和装挙式はかつらを使用する方も増えてきていますが、本和装においても顔の肌色を白く作ることが少なくなってきているので、ボディメイクもそれに合わせた肌色に仕上げることが増えています。
ボディメイクは、肌の表面をなめらかで美しく魅せたり顔と体の肌の質感を合わせることのできるとても優秀なメイクです。
またラメの入ったパールを肩甲骨や肩・鎖骨などに入れることによってお色直しのカラードレスによりはなやかさを添えたり、水化粧がくずれないように使用するフェイスパウダーにこまかいラメの入ったパウダーを合わせて使うことによって肌のツヤ感を上げたり全体的なふんいきにゴージャス感を出したりすることも可能になります。
エマブールのボディメイクは、ブライダルヘアメイクとセットになっています。
また洋装においては、仕上げにダイヤモンドパウダーを配合したフェイスパウダーを使用するため、とてもクオリティの高いボディメイクを体感いただけます。
くわしくは、下記ページをご高覧ください。
肌の表面をキレイに仕上げることがボディメイクの最大の長所ですが、汗や皮脂に強いという点も強みです。
そのため水化粧は、舞妓さんのメイクだけではなく舞台や演劇の現場においても使用されています。
Hair : Yukiko Ogawa(AimaBle)
演劇などの舞台現場では、大きな声を出してセリフを言ったり歌を歌ったりするだけでなく、大きく体を動かして表現をしながら舞台中で演技をしなければなりません。
また舞台の上から強い光の照明が何台も演者さんたちを照らしているため、とても暑く大量の汗をかきます。
そのような状況でわたしたちがふだん使っているものとおなじファンデーションを使ってメイクをしていては、あっという間にメイクがすべてくずれてしまいメイク直しどころの話ではなくなってしまいます。
このような現場でも、メイクをくずれにくくして長時間持たせる効果のあるものが水化粧です。
結婚式の和装からウェディングドレスへのお色直しは大量に汗をかいたり動くたびに着物が肌をこすってしまいますが、そのような状態でもメイクくずれが起こらない点も最大の長所といえます。
ボディメイクはした方が良いのか、それともしなくても良いのかについてのくわしい説明は、結婚式のボディメイクは必要??ボディメイク後の変化とその良さについてをご高覧ください。
まとめ
ここ数年、ボディメイクを専門に請けおっている専門店も増えてきています。
ブライダルヘアメイクも、こまかく枝分かれしつつあることを実感します。
体の肌荒れなどに悩むご新婦様はとても多いですが、オプションとしてボディメイクという技術がありボディメイクの良さを知っていただけるとうれしいです。
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”ボディメイクがセットになったブライダルヘアメイクであなたも輝きませんか?”
結婚式は、ご新郎ご新婦様にとって一生に一度の大切な1日です。
エマブールは、「年齢を問わず、たくさんの女性を笑顔にしたい」という想いを胸に、
花嫁様一人ひとりに寄り添い、特別な日を彩るお手伝いをしています。
心が寄り添う瞬間を大切にし、結婚式当日の不安や戸惑いを和らげるようサポートいたします。
エアブラシメイクとボディメイクで美しさを引き出し、最高の笑顔と輝きをお届けします。
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