はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
数年ほど前から肌にぬれたようなツヤ感を出す「ツヤ肌」メイクが流行っています。
ですがツヤ感のあるメイク自体は今の流行りにかぎったことではなく、かなり昔からツヤの出し方を変えながらメイクアップの方法としておこなわれています。
今日は肌のツヤ感で変わる見た目の印象と肌の仕上がりのちがい、そしてオススメの化粧品についても触れていきたいと思います。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
それではさっそくご紹介します。
肌のツヤ感で変わる見た目の印象と仕上がりのちがいやオススメの化粧品について
ここ数年のベースメイクのツヤ感として、水にぬれたようなみずみずしい質感が流行っています。
ですがツヤ感メイク自体は、年代ごとにツヤの仕上がりを変えてずっとメイクアップの世界で取り入れられています。
まずは、ツヤ感のちがいによってメイクの印象がどのように変わるのかについてふれていきたいと思います。
ツヤ感による肌の仕上がりのちがいについて
Model : Sakura
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
上の2枚の写真はおなじモデルさんですが、肌のツヤ感にちがいのあることが分かるでしょうか?
左の写真は流行りのみずみずしいツヤ感、右の写真は光沢感のあるツヤ感に仕上げています。
ここ数年流行っているぬれたような質感のツヤ感メイクは、「Dewey Skin」というメイクアップの方法で私が渡米していた9年前にニューヨークで流行っていたベースメイクです。
当時知り合った女性が雑誌やニューヨークのファッションウィークでメイクアップアーティストとして活躍されていて、その方から、
メイクアップアーティストさん|
デューイ・スキンはニューヨークの最新のベースメイクなの。
これから日本やヨーロッパなどでも流行るはずなので、かならず覚えてね。
と教えてくださいました。
彼女が教えてくれたとおり今の日本でこのデューイ・スキンメイクはとても流行っていますが、ニューヨークの最先端のメイクがかなり遅れて日本へ入ってくることを実感するばかりです。
デューイ・スキンが流行る以前のツヤ感メイクが、右側の写真のメイクです。
こちらのツヤは、「Simmer make-up」といって光沢感のあるツヤ感になります。
デューイ・スキンの方はみずみずしく触れると吸いつくようなしっとりとした仕上がりのメイクですが、こちらは光沢感のある輝いたツヤ感に仕上がるのが特徴です。
2つのツヤ感はおなじツヤ肌でも、仕上がりがちがうことをお分かりいただけたかと思います。
つぎにツヤ感による印象(見え方)のちがいについてご紹介します。
ツヤ感による印象(見え方)のちがいについて
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
上の2枚の写真の左側はぬれたようなツヤ感のデューイ・スキンメイク、右側が光沢感のあるツヤ感のシマーメイクアップです。
ツヤ感は、光沢感が増すほど大人っぽいふんいきが強くなっていきます。
デューイ・スキンメイクの方は、ラメなどによる光沢感が少ないぶん肌の表面がつるんとしたような仕上がりになります。
そのため透明感はアップしますが、ラメによるツヤの強さはひかえめなので若々しいふんいきや落ち着いた印象をあたえることができます。
反対にシマーメイクアップの方は、ラメによる光沢感が強くなるため大人っぽいふんいきや華やかな印象をあたえることができます。
この仕上がりのちがいを応用して私は、お客様の求めるイメージに合わせてツヤの出し方を変えています。
また年齢によってもツヤの出し方を変えます。
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
たとえば成人式のメイクであれば、光沢感のあるツヤよりもみずみずしいツヤを出すようにしています。
なぜならば年齢的に肌に透明感があり、みずみずしいツヤ感の方が若々しくフレッシュな印象を見る人に強くあたえやすいためです。
ただおなじ20歳の方でも大人っぽいふんいきのお好きな方は、少し光沢感のあるツヤ感に仕上げることもあります。
その方の顔立ちやふんいきもありますが、おなじ20歳の方でも肌のツヤ感の出し方で、見た目の印象が大きく変わってきます。
なおご高齢の方のメイクにおいては、シマーメイクで光沢感のしっかりとしたツヤ感にすることがほとんどです。
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
それにはきちんと理由があって、ツヤ感が強くなるとシワや毛穴の開きを飛ばして目立ちにくくする効果があるからです。
これは化粧品にふくまれているラメが、太陽やライトの光を反射して白く肌を発光させることでシワや毛穴の開きにできる影が飛ぶからです。
また年齢とともに肌のツヤが出にくくなるため、年齢層が高くなるにつれてツヤ感を強く出しています。
ここまでツヤ感によって人にあたえる印象がちがうことについてお話してきました。
つづいてツヤ感を出すのにオススメの方法や化粧品についてご紹介します。
ツヤ感を出すオススメの方法と化粧品について
まず肌に自然なツヤ感を出すために有効な方法としておすすめするのは、スキンケアでしっかりと肌を保湿することです。
ここ数年のツヤ肌ブームに合わせて肌にツヤ感を出す化粧品が各化粧品メーカーからいろいろと出ていますが、その化粧品をのせる肌自体がしっかりとうるおっていなければ化粧品をキレイに肌にのせることはできません。
しっかりとスキンケアをしておくことで化粧品の効果をより高め、効果を長時間持続させることができるようになります。
つぎに有効な化粧品として挙げるのは、オイルです。
スキンケアのときに使う美容オイルをスキンケアの最後にぬったり化粧品に混ぜて使うことで、上の写真のようなしっとりとしたぬれた質感を出せるようになります。
今は化粧品メーカーさんからオイルが配合されている化粧下地や保湿効果の高いファンデーションも販売されているので、そのようなものを使うのもオススメです。
つづいてオススメするのが、ハイライト用の化粧品です。
ここ数年ぬれたようなツヤ感を出すことが流行っているため、スティックタイプのハイライトがとても人気です。
スティックタイプのハイライトは、油分がとても多いため肌にツヤをあたえるだけでなく保湿効果を得ることもできます。
反対に光沢感のあるツヤ感を出す場合は、パウダータイプのハイライトがオススメです。
スティックタイプのハイライトのようなしっとりとしたツヤ感は出ませんが、ラメによる強い光沢感を肌にあたえることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ベースメイクにおける肌のツヤ感には、ぬれたようなツヤと光沢感のあるツヤ感があることをご紹介しました。
それぞれツヤ感の仕上がりがちがうだけでなくファッションや会う人などに合わせて使い分けることで、見た目の印象にも大きなちがいを出すことができるようになります。
またそれぞれのツヤ感を長時間保ちより効果を高めるためには、スキンケアでしっかりと肌を保湿することが大切です。
それによってツヤ感を出すために必要な化粧品が強い効果を発揮してくれることについても触れました。
メイクの中でも肌は、一番面積を占めています。
そのベースメイクにツヤ感を出すことで若々しい印象をあたえたり肌を美しく見せたりと、さまざまな効果を得ることができるようになります。
ベースメイクはお顔の土台。
ぜひあなたも肌にツヤ感を出して見た目の印象のちがいを楽しんでみてください。
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