「還暦を迎えるので記念に写真を残したい」
「リラックスできる環境で生前撮影をしてもらえるところを探している」
この記事は、そのような方へ向けて書いています。
はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
外が寒いと散歩に出かけることをためらってしまいますが、春らしいあたたかさを感じられる日も出てき始めました。
梅の花が咲くころですが、これから自然が織りなす美しい景色を眺められる日がどんどん増えてくるので毎日が楽しみになります。
先日、このようなご質問をYahoo知恵袋で見つけました。
回答期限が過ぎていたためご相談者様にご返信できなかったことがとても残念ですが、こちらで生前遺影撮影のヘアメイクについてや写真修整のこと、そして私の考えなどを交えながらつづりたいと思います。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
それではさっそくご紹介します。
生前に撮影する遺影写真について
「終活」という言葉が日常で聞かれるようになってひさしくなりますが、元気に過ごしていると終活に対して少し気後れしてしまったり生前撮影をしようと促してみても、気乗りしない素ぶりをされてしまうとそれ以上言葉をかけづらくなってしまうのではないかと思います。
私もあなたとおなじでした。
ですが祖母が99歳になり白寿のお祝いに撮影をしようと思った矢先に他界してしまい、
もっと早くいっしょに撮影をしていればよかった…。
と今もとても後悔しています。
この記事を読んでいただいているあなたには、私とおなじ思いをしていただきたくないのでご家族の方にお話をしやすいよう生前撮影についてご紹介していきます。
生前遺影写真用のヘアメイクについて
Yahoo知恵袋に投稿されていた方のご相談の中に、
とありました。
これについてはくぼみの程度にもよりますが、メイクで目立たなくさせることも可能です。
ニキビ痕にも言えますが、くぼんでいるところは肌に影ができるため暗くなっています。
そのため化粧下地やコンシーラーなどを使ってくぼみにできる影をうすくし、くぼみが目立たなくなるように肌色を整えていきます。
ただしくぼんでいる範囲が大きかったり深くくぼんでいる場合は、メイクでカバーすることがむずかしくなります。
そのようなくぼみについては、撮影時にカメラマンさんが照明でくぼんでいる部分に光を当てて影を飛ばしたり、撮影後の写真修整でキレイにくぼみを補正・加工して整えてくれます。
*写真スタジオによっては、写真の加工や修整には別途費用が必要な場合がありますので事前に確認されることをオススメします。
たいていの場合照明を使ってくぼみやシミなどを飛ばすように工夫されるカメラマンさんがほとんどです。
なぜならば影を飛ばさずに写真の加工や修整だけでくぼみなどを消してしまうと、その部分だけ肌の質感がなめらかになり過ぎてしまい反対に目立ってしまうためです。
メイクで気になる部分を修整し、さらに照明を使ってくぼみやシミなどの影を飛ばすことで修整を最小限におさえられ肌質が均一で美しい写真に仕上がります。
ちなみにこちらの写真は、修正が入っていません。
当初は写真修正を行ってからデータをお客様に納品されたのですが、修正された写真をご覧になったお客様から、
なんだか私じゃないみたい…。
修整せずにそのままの写真データをいただけませんか?
というお問い合わせがあったそうです。
お客様のメイクは私が担当していますが、メイクと撮影の照明だけでもこれほどの仕上がりになります。
遺影写真用に撮影した写真をご覧いただく機会はあまりないかと思いますが、今のあなたの姿のままで美しい仕上がりになることを実感いただけると幸いです。
生前遺影写真は終活だけでなく、記念写真として撮影される方もおられます
「終活」や「生前撮影」と言葉にするとあまり撮影に対して良いイメージを持ちにくいですが、生前撮影をおこなう方の多くは、還暦などのお祝いやセカンドライフとして新しく始められた趣味を記念として残すために撮影をされる方も多いです。
そのため緊張感のある空気感の中で撮影をするというよりは、笑顔と笑い声に包まれたとても楽しいふんいきでの撮影になります。
そして撮影が終わると、
また何年か後に元気な姿を撮影したいから長生きしないと!
と満面の笑顔でおっしゃられます。
またなかには、40代や50代の方が生前撮影をご希望されることもあります。
若くして撮影をご希望される方の想いは、
「『今』が一番若いので、一番若くキレイな姿を写真として残しておきたい」
というものです。
まとめ
生前撮影や遺影写真について知っていただき、見方が変っていただけらとても幸いです。
私の祖母の遺影写真は、祖母が50代のころ旅行へ行ったときに撮影した集合写真を引き伸ばしたものが使われていました。
その写真の祖母は、私の記憶の中にはいない姿だったので面影は感じられるもののとても違和感を感じてしまい、
やっぱりもっと早く撮影をしてあげればよかった…。
と後悔しています。
Yahoo知恵袋へご相談をされていた方が、
とつづられていましたが、ご本人様が望まれるのであればそれが一番望ましいと思います。
私が祖母の葬儀を通じて思ったことは、
遺影写真は、本人が亡くなってからこちらで選んでしまうけど中には使ってほしくない写真もあるかもしれない。
だから生きているときに使ってほしい写真があるのかどうか、または撮影しても良いのかどうかを聞いてあげなければいけないな。
ということでした。
生前遺影写真を記念撮影としてや長生きするための楽しみの1つとしてとらえていただけると、この撮影にヘアメイクとしてたずさわる者としてとてもうれしいです。
最後までご高覧いただき誠にありがとうございます。
ご質問などがございましたらお気軽にご相談ください。
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