「洗顔もスキンケアもきちんとしているのに肌が荒れる。」
「肌の赤みやかゆみがぜんぜん良くならない。」
この内容は上記のようなお悩みをお持ちのあなたに向けて書いています。
はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
コロナ禍以降、マスクを日常的に使っている方も多いと思います。
そのマスクによって肌荒れを起こす方が増えており、皮ふ科を受診される方が増えているそうです。
肌荒れや肌のかゆみ・赤みの原因としてマスクによる肌への摩擦も大きな原因として挙がりますが、私たちが日々行っているスキンケアが原因となっている場合もあります。
今日は、スキンケアによる肌荒れやかゆみ・赤みの原因や肌荒れなどを起こしてしまった場合の対処方法についてくわしくご紹介します。
夏のスキンケアによる保湿のし過ぎは肌の赤みやかゆみの原因になります
湿度の高い梅雨時期に入るころから肌に赤みやかゆみが出るようになったという方も多いのではないでしょうか。
じつはこのブログを書いている私もその1人です。
ちょうど気温が上がりはじめた5月ころ、
ほほがかゆいなぁ。
と感じるようになり、左のほほに少し赤みが見られるようになりました。
そこまで強いかゆみではなかったことや仕事がいそがしく肌を気にしていられる状態ではなかったのでそのまま放置していたところ、6月に入るころには赤みがとても強くなり、気づけば右のほほにも赤みが見られるようになっていました。
素人判断で、
マスクの摩擦で肌の表面が荒れているのかもしれない。
しっかり保湿して早く治そう。
と、いつも以上に念入りに保湿をするようになりました。
その結果。
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肌のかゆみは顔全体に広がり、髪の毛先が少し肌に触れるだけでもものすごく強いかゆみを感じるようになってしまいました…。
肌の赤みもひどい日やけのような強い赤みになり、こんもりと少し腫れているような状態にまで悪化してしまいました。
このような状態になってふとたどり着いたある考えがありました。
それが、保湿のし過ぎが原因ではないかということです。
というのも、保湿を強化した後から肌の赤みの強い部分だけではなくおでこやまぶたといった顔全体に強いかゆみを感じるようになったからです。
そこでさっそく調べてみると想像どおり、保湿のし過ぎによって肌荒れ・赤み・かゆみが生じることを突き止めました。
これを機にスキンケアやクレンジング・洗顔を見直しメイクの仕方を変えたところ、劇的に肌の状態が良くなっていきました。
つぎに私がおこなった肌の改善方法についてご紹介します。
肌に強いかゆみや赤みがあるときのクレンジング・洗顔について
肌荒れを起こしていたり強いかゆみや赤みを感じるときはメイクを控えた方が良いと皮ふ科でいわれますが、日々仕事をしているとメイクをせずに出社したりするのはなかなかむずかしいものを感じます。
私はとくにヘアメイクアップアーティストという職業であるため、スッピンで結婚式場や撮影現場へ行くということはできません。
そのためでメイクをすることは欠かせませんが、それと合わせて必要となるのがクレンジングと洗顔です。
メイクをした後なぜクレンジングと洗顔が必要なのかというと、
・クレンジングは、メイクを落とす
・洗顔は、汗や余分な皮脂・クレンジング剤を落とす
という理由からです。
私が長年使っているクレンジングはダブル洗顔不要のものですが、それを理由にメイクを落としたあと洗顔をせずにスキンケアをしていた結果ひどい肌荒れを起こしてしまったことがあります。
皮ふ科を受診したところ、
ダブル洗顔不要の物でも肌にクレンジングの油が残った状態になっている。
そこに皮脂や化粧水・乳液が合わさると、肌の上は油分の量が多くなりすぎるのでふきでものができやすい状態になってしまう。
と言われてからは、かならずクレンジング後に洗顔をするようになりました。
それ以降ふきでものがたくさんできることはなくなりました。
少し話はそれましたが、メイクをした後は上記のような理由でクレンジングと洗顔がとても大切です。
ですが、このとき肌をこすってしまうと肌荒れや赤みを悪化させてしまうので注意が必要です。
クレンジング方法は、
- クレンジングを取りだし手のひら全体に伸ばして広げる。
- 顔全体を包みこむように手のひらを肌に当てる。
- 小鼻や目の周りといったこまかい部分は、薬指でやさしくなじませる。
- 顔に手が触れないよう水ですすぐ。
洗顔もクレンジングとほぼおなじです。
- 洗顔料をしっかりと泡立てる。
- 肌に手が触れないように顔に泡を乗せる。
- 35℃のぬるま湯ですすぐ。
洗顔の2番目についての補足ですが、私はもともとダブル洗顔不要のクレンジングを使っているので泡をつける部分はあご・鼻(とくに小鼻)を中心につけ、赤みやかゆみのあるホホやおでこはたくさん洗顔料をつけないようにしています。
このようにしている理由は、皮脂の分泌が多いあごや小鼻にふきでものができることを防ぎ、肌の荒れている部分は水ですすいだときにサッと洗顔料の泡で洗い流すことができるからです。
ただし水で顔をすすぐときは、50回ほどすすぐようにしています。
洗顔料が肌に残っているとかえって肌の状態を悪化させてしまうからです。
肌に赤みやかゆみがあるときの保湿について
今回の本題ともいえる部分に入ります。
私は、乾燥肌と敏感肌の混合タイプの肌質をしています。
アトピー性皮膚炎などの症状はありませんが、乾燥肌が進んで敏感肌になりました。
そのため昔から肌の保湿はかなり徹底しておこなっており、始発電車での出発でないかぎりは15分かけてスキンケアをしています。
ただ、今はそれでなくても湿度の高い時期なので過剰な保湿はかえって肌に悪いそうです。
その原因は、
というのが理由として多いそうです。
ですがこれらの働きは、スキンケアを過剰におこなうことで低下してしまいます。
セラミドや皮脂が働かなくても肌を保湿してくれるわけですから。
そうでないとそのあとのメイクのノリもあまり良くないからです。
肌に赤みやかゆみがあるときのメイクについて
肌にトラブルの出ているときはメイクを極力避けたほうが良いのですが、仕事をしているうえでメイクをしないわけにはいきません。
そこで私は、ベースメイクを化粧下地とコンシーラーのみのシンプルメイクにしています。
もともとファンデーションが苦手なので化粧下地を重ねづけしてベースメイクをおこなっていますが、それを1度塗りに切り替えました。
化粧下地とファンデーションのちがいは、カバー力があるか無いかです。
化粧下地の多くは、カバー力がほとんどありません。
そのため肌への負担も少なくなります。
私が使っている化粧下地は、ほかの下地とくらべるとカバー力が少し強いのでこれ1本でベースメイクを終えることができます。
毛穴の開きやカバー力が気になる方は、BBクリームやCCクリームといった化粧下地よりもカバー力はあるけれどファンデーションよりもカバー力の少ないコスメを使うのもオススメです。
化粧下地を肌に伸ばすときは、なでるように肌に伸ばしてしまうと刺激になってしまい肌の赤みやかゆみを悪化させてしまう危険があるため指でやさしくトントンとたたくようにして伸ばしていきます。
こうすることで肌への刺激と負担が少なくなります。
あとコンシーラーは、目の下のクマなどの部分的なカバーメイクとしてのみ使っています。
そしてチークはつけないようにしています。
チークをブラシでつけるとチクチクしてしまいかゆみをさらに誘発してしまうことと、チークの入る位置に赤みが出ているのでチークを必要としないからです(苦笑)
赤みが完全に引くまでは、チークをつけないようにしようと思っています。
まとめ
夏は湿度が高く肌本来が持っている水分の保持力を活かすことのできる季節です。
この時期保湿をし過ぎてしまうと肌の水分保持力を低下させてしまい、かえって肌が荒れたり私のようにかゆみや強い赤みをひき起こしてしまう原因となってしまいます。
そのため夏のスキンケアは、肌に触れると少し指が引っつくていどの保湿にとどめることが大切です。
私は今回皮膚科を受診していませんが、以前受診したときに処方してもらっている塗り薬があるのでそれを合わせて使っています。
見て分かるほどに赤みが治まり、かゆみに悩まされることも少なくなっていることはとてもうれしいです。
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”美容サロンがあなたの玄関先へ”
ヘアメイクを通じて
『たくさんの人たちに心のこもった技術を届ける』
という想いを込めて仕事をしています。
ご自宅の扉を開けるだけで
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