はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
11月に入ってから急に気温がグッと下がりました。
今冬は、ラニーニャ現象の影響で例年よりも寒くなると言われています。
昨年の同じころは半そでで仕事をしていたので、そのころをふり返ると今年の気温の低さをとても実感します。
寒くなると、首まわりが寒く感じるため髪を下ろす機会が増えます。
ダウンスタイルは毛先を巻いておけばそれなりにスタイルがまとまるため手間がかからずとても楽です。
ですが、冬も服装や行く場所によって髪をアップにしたりアレンジすることでオシャレ感が上がったり機能的であったりする場合があります。
今日は、冬の服装などに合わせたオススメのヘアアレンジについてご紹介します。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
冬のファッションとヘアアレンジについて
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
寒くなると首まわりを温めるため髪を下ろす機会がとても増えます。
ですが服装によっては、髪をアップにした方がこなれ感やオシャレ度がグッと上がって見えることがあります。
つぎにそのことについてご説明します。
ニットのセーターはアップスタイルでこなれ感をアップしましょう
寒くなっると大活躍するのが、ニット素材のトップです。
暖かく保温性も高いため、厚着をしなくても快適に過ごすことができます。
ニット素材の服は、綿などとくらべると生地に少し厚みがあります。
今は厚みの出にくいものもありますが、1月から3月ころのもっとも寒い時期は厚手のニットを着ることも増えてきます。
ニットのように少し厚みのある服を着る場合は、髪をアップにすることで全体のバランスがとても取りやすくなります。
厚みのある素材の服は、上半身にボリュームが出るため髪をアップにすることで体の面積が広く見えるようになります。
それにより顔が小さく見えるようになり、全体的にバランスの良いスタイルに見せることができるようになります。
ハイネックのニットの場合は、すっきりとまとめたシニヨンスタイルがオススメです。
ハイネックのニットやスタンドカラーのショートコートなどは首元が厚手の素材ですべてかくれてしまうため、後れ毛を出さずにすっきりとまとめた方がより小顔効果を得ることができます。
反対にえり周りが開いているVネックニットなどは、ポニーテールや下めのシニヨンスタイルで後れ毛を出すとかわいらしさやこなれ感・若々しいふんいきが出しやすくなります。
アラフォー世代以上の年齢になると女性ホルモンの減少とともに髪質が変化しクセやうねりが強くなるため、空気の乾燥によって髪が広がりやすい状態になり後れ毛がワァと広がってまとまりにくい状態になりやすいです。
後れ毛がまとまらず広がっているととても老けた印象に見えてしまうので、ファッションがキレイにまとまっていてもおくれ毛ひとつでとても残念な印象になってしまいます。
こうならないためにあらかじめ後れ毛をストレートアイロンでしっかりと伸ばしてからアレンジするか、いっそうのこと出さずにキレイにまとめてしまうのもオススメです。
長そでのワンピースやブラウスは、ハーフアップやポニーテールでスッキリとした印象に
冬の結婚式やちょっとしたパーティーなどでは、長そでのワンピースを着たりブラウスやオールインワンと言った服を着る機会が出てきます。
このようなファッションも前述したようにシニヨンスタイルでアップにしても良いのですが、ハーフアップにすることで少しカジュアルダウンすることができます。
Hair : Yukiko Ogawa(AimaBle)
写真のように毛先をこまかく巻くことではなやかさを出すこともできます。
また毛先だけを内巻きにしたストレートにすると、上品なふんいきを出すことができます。
ワンピースやオールインワンの素材や色に合わせて髪を下ろす部分をどう仕上げるのか決めるだけで印象がまとまりやすくなります。
これは余談ですが、結婚式では食事をする場面が多いです。
そのため顔まわりに髪が落ちてきやすいダウンスタイルよりも、食べやすい髪型のアップスタイルの方が好ましいとされています。
そういった意味でもワンピースやオールインワンを着るときは、ハーフアップやシニヨンなどのスタイルにしておくことがオススメです。
ブラウスの場合は、えりのデザインに合わせてヘアスタイルを決めると印象がまとまりやすくなります。
ブラウスはえりやそで口・ボタンなどにデザイン性を出しているものが多いため、ダウンスタイルにしてしまうとせっかくのえりがすべてかくれてしまいデザイン性が失われてしまいます。
丸いデザインのえりであれば、シニヨンスタイルにして後れ毛を少し出したりハーフアップにすることで女性らしいエレガントさやかわいらしさをより強調させることができます。
反対にシャープなデザインのえりやスタンドカラーは、耳の高さかそれよりも少し低めの位置でポニーテールをすることによってこなれ感やマニッシュ*さを出すことができ、シャープでかっこいいふんいきに仕上がります。
*マニッシュとは…男性的なふんいきのこと。
後れ毛はトップスの色に合わせて出すか出さないかを決める
冬になると、黒やグレー・紺色といった暗めの色や反対色である白といったモノトーンカラーが一気に増えます。
ここ数年黒髪が流行っていますが、黒のハイネックニットを着て後れ毛を出してもニットに髪の色がなじんでしまい、後れ毛はほとんど目立ちません。
このような場合、スッキリと髪を上げた方があごのラインがキレイに出るので全体的なまとまりが良くなりオススメです。
*ただし後れ毛が短く服にかからない場合は、下ろしても大丈夫です。
反対に白の服や毛先にインナーカラーが入っているなどのような場合は、後れ毛を出すことでかわいらしさや女性らしさを強く引き立てることができます。
まとめ
冬になると耳や首まわりがとても寒くなるためダウンスタイルばかりで過ごしてしまいそうですが、ときにはポニーテールやシニヨンスタイルなどのアップスタイルにすることで全体的な印象やバランスがとてもオシャレに見えます。
また着る服の色や素材によっては小顔効果を高めてくれます。
冬になると着るものだけでなく、マフラーやストール・アウターなどの小物類や着るものの種類が増えます。
夏場よりもファッションの幅を広げやすくなる季節なので、それに合わせてヘアスタイルもアップにしてよりオシャレを楽しんでみてください。
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