はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
梅雨入りすると、一気に湿度が高くなるのでより体感温度も高く感じますね。
今くらいの季節から寒い間は髪を下ろしていた方も、アップスタイルにしたり髪をショートスタイルにしたりとイメージチェンジをする方が増えます。
このブログを読んでくださっているあなたもそうではないでしょうか。
ただ今くらいのころからよく耳にするよのは、ヘアアイロンによるやけどです。
今日はどのようなやけどが多いのかやヘアアイロンを使うときに気を付けること、やけどの防止方法についてくわしくご紹介します。
ヘアアイロンによるやけどについて
気温が高くなってくるとお客様から、
ヘアアイロンを上手く使う方法ってありますか?
この間やけどをしてしまったんです…。
痕が残らないかと心配ですけど髪をアレンジにするのに使いたいし…。
というご相談をいただくことが増えます。
ロングヘアーはもちろんボブやショートの長さも、ヘアアイロンを使うだけでとてもオシャレになります。
今やヘアアイロンは、女性にとってオシャレの必需品といっても言い過ぎではないと思います。
ヘアアイロンによるやけどの防止方法をご紹介する前に、どういったやけどが多いのかをお伝えしていきたいと思います。
どのようなやけどが多いのかについて
ヘアアイロンによるやけどで多い体の部位は、
1.おでこ
2.耳
3.顔まわり
4.ゆびや手
5.太もも
です。
ヘアアイロンを使ったやけどの中でももっとも多いのは、おでこのやけどです。
前髪の毛先に丸みを持たせようと、ヘアアイロンを少し回転させたときにおでこに当たってしまうケースが一番多いです。
このような前髪を作るときに多いです。
つぎに多いのは、耳のやけどです。
これは髪をアップにしたときに出したおくれ毛を巻いたり、ミディアムボブくらいの長さの髪を巻くときにやけどをするパターンが多くなります。
髪が耳の一番高いところを隠してしまったり自分の手で見えなくなってしまうことで、知らず知らずのうちに当ててしまうことが原因です。
3番目に多いやけどは、顔まわりのやけどです。
ロングヘアーであれば毛先に長さがあるのでやけどをしにくいですが、ここ最近流行っているショートボブやミディアムヘアの長さを波ウェーブやカールスタイルにするときに、うっかり耳の下のフェイスライン・ほほのあたりをやけどしてしまうことが多いようです。
この部分のやけどは、ショートスタイルの流行りとともに増えてきているように思います。
つづいて多いのが、手や指のやけどです。
手がすべりそうになっておもわずヘアアイロンを素手でにぎってしまったり、髪を巻くことに集中していて指先にヘアアイロンが当たってしまうことでやけどをしてしまいます。
そして最後は、太もものやけどです。
暑くなるとショートパンツやスカートを穿く機会が増えます。
太もものやけどは、とくに10代や20代の女性に多いです。
原因としては、ショートパンツを穿いているときに髪を巻いて手がすべってヘアアイロンを太ももに落としてしまうことが原因です。
ヘアアイロンでやけどをすると一瞬とはいえ、赤くなったり水ぶくれができたり痕が残ってしまうことさえあります。
ではどうすればヘアアイロンのやけど防ぐことができるのでしょうか。
つぎにご紹介していきます。
ヘアアイロンのやけどを防ぐ方法について
ヘアアイロンでやけどをすることはとても痛いですし怖いですが、髪を巻くのと巻かないのとではオシャレ度やかわいさが大きく変わってくるので髪を巻かないという選択はしづらいですよね。
私もヘアメイクさんになりたてのころは、自分の髪をアレンジするときに耳の上をやけどしてしまうことがありました(苦笑)
では、どのようにすればやけどを防ぎながらヘアアイロンを上手く使えるようになるのか。
その方法についていくつかご紹介します。
1. ストレートアイロンを使う
まず1つめは、ヘアアイロンではなくストレートアイロンを使うという方法です。
ヘアアイロンとストレートアイロンの一番の大きなちがいは、熱の出ているプレート部分がむき出しになっているのかいないのかという点です。
ヘアアイロンは、熱の出ているプレートに髪をクルクルと巻きつけてカールをつけていきます。
そのため髪を巻き込みやすいようプレート部分が円形になっており、むき出しの状態になっています。
ですがストレートアイロンは、真っ直ぐになっている板状のプレートをカバーするような構造になっています。
そのため万が一肌にストレートアイロンが当たっても、カバーしている部分が先に当たるためやけどをすることはほぼありません。
また家電量販店で販売されている最近のストレートアイロンは、前髪の毛先や外ハネスタイルが作りやすいよう上の写真のようにプレートをカバーする部分に丸みを持たせているものが多いため、クルンとした丸みのあるカールがとても作りやすくなっています。
私もときおり髪を毛先を外ハネにしていますが、すべてストレートアイロンで作っています。
ストレートアイロンを使って毛先に丸みを持たせることでおでこや首・顔まわりのやけどを防ぐこともできるようになります。
2. 利き手と反対の手に手袋をはめる
意外な方法ですが、この方法であれば耳や手のやけどを防ぐことができます。
手や指のやけどは、一般的にはヘアアイロンを持つ利き手とは反対の手に多く起こりがちです。
利き手と反対の手に手袋をはめることで、とっさにヘアアイロンをつかんだり触ってしまってもやけどをすることがほぼなくなります。
耳のあたりや顔まわりの髪を巻くときも、耳やフェイスラインに手袋をはめた方の手を添えておけばやけどをする心配がなくなります。
また指や手のやけどを気にする必要がなくなると、耳やフェイスラインにヘアアイロンが当たらないよう意識を集中して巻くことができるのでやけどをする確立がグッと減ります。
ただ手袋は、夏場に使うと暑かったり冬ものの洋服といっしょに収納している場合があるため100均などで販売されている夜のハンドケアに使う白い手袋が使いやすくてオススメです。
3. 大きめのタオルを使う
ヘアアイロンで髪を巻くまえに、大きめのタオルを首や肩に巻きつけてクリップで留めてタオルがずり落ちないようにしておいたり、ショートパンツを穿いているときであればタオルを足にかけておくことで太ももや首・肩のやけどを防ぐことができます。
あやまって手がすべって肩や首にヘアアイロンが当たってしまったり太ももに落としてしまっても、タオルを使うことでやけどをする心配はありません。
私も仕事のときはかならず大きめのタオルを持参していますが、やけどから身を守るだけでなく、スプレーやワックスなどが服につくことも防ぐことができるのでとても便利です。
過去に私の知人があやまってヘアアイロンを鎖骨のあたりに落として大きなやけどを負いましたが、もしタオルを巻いていたらこのような事態が防げたのではないかと思うととても残念に思います…。
夏はとくに首や肩など肌の出る洋服を着ることが増えてくるため、タオルを使ってヘアアイロンを使うことをオススメします。
まとめ
ヘアアイロンでのやけどは、髪をアップにすることの増える5月~秋にかけてとても増えます。
やけどを防ぐための有効な手段として、
1.ストレートアイロンを使う。
2.利き手と反対の手に手袋をつける。
3.タオルを首や肩に巻いたり太ももの上にかけておく。
という方法が挙げられます。
この中でもタオルを使うことは、今日からすぐにできることなのでぜひ取り入れてみてください。
やけどをすると痛いことはもちろんですが、治るまでに時間がかかるだけでなく、おでこなどの目立つところにできてしまうと気持ちが大きくふさぎ込んでしまいます。
ヘアアイロンのやけどを防ぐ1番の方法は、しっかりとアイロンを持って肌に当たらないように意識を集中して巻くこと。
これに尽きます。
ヘアアイロンは持ち手の部分だけでなく、一番上のゴムの部分(写真のヘアアイロンの一番先にある黒い部分)は熱が入らないので触ることができます。
ということは、「ここも持って巻きましょう」ということ。
ヘアアイロンで髪をはさんだら、上の黒い部分を利き手と反対の手で持ちながら髪を巻きこんでいくのが正しい使い方です。
ヘアアイロンでやけどをしないように気をつけながら巻き髪やアップスタイルを楽しんでくださいね。
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