ヘアアイロンを使ったやけどとやけどを防止する方法について
はじめまして。
安心感のある丁寧な対応と豊富な経験で、あなたの理想を叶えるお手伝いを。
旅する出張ヘアメイク・エアブラシメイクアーティスト「AimBle」の小川敬子です。
梅雨の季節になると、湿度が高くなり体感温度もぐっと上がりますよね。
この季節になるとアップスタイルやショートスタイルなど、髪型を変えたくなる方も多いのではないでしょうか。
そのような中でよく耳にするのが、「ヘアアイロンでのやけど」です。
今日は、ヘアアイロンでやけどをしてしまう原因や防止法について、プロの目線でわかりやすくお伝えします。

このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘア&エアブラシメイクアップアーティストです。
大阪府生まれ。
ヘアメイク歴22年。
TONY TANAKA BEAUTY SCHOOL卒業後、ヘアメイク事務所で経験を積み、2015年に独立。
ブライダルヘアメイクの技術と経験を活かし、CMやメディア撮影から結婚式のヘアメイクまで幅広く活躍。
ACA エアブラシメイクアップディプロマ取得。
ヘアアイロンによるやけど、じつはとても多いんです

気温が上がるこの時期、お客様からこのようなお声をよくいただきます。

ヘアアイロンを上手く使う方法ってありますか?
この間やけどをしてしまったんです…。
痕が残らないかと心配ですけど、髪をアレンジにするのに使いたいし…。
ロングヘアーはもちろん、ボブやショートスタイルも、ヘアアイロンを使うととてもオシャレにスタイリングできます。
今やヘアアイロンは、女性にとってオシャレの必需品といっても言い過ぎではないと思います。
よくあるやけどの部位トップ5

ヘアアイロンによるやけどで多い部位は、
- おでこ
前髪にカールをつける際に当たりやすく、とくに多いです。 - 耳
おくれ毛やミディアムヘアを巻くときに、髪に隠れて当たりやすくなります。 - 顔まわり(フェイスライン・ほほ)
ショート〜ミディアムの方にとくに多く、波ウェーブを作る際に当たりやすくなります。 - 指や手
巻くときにアイロンに触れてしまったり、うっかり握ってしまうことも。 - 太もも
ショートパンツやスカートを穿いているときに落としてしまい、やけどをしてしまうことが多いです。
こうしたやけどは赤くなるだけでなく、水ぶくれや痕が残ることも。
大切なお顔や肌を守るためにも、しっかり対策したいですね。
プロが教える!やけどを防ぐ3つの対策

私もヘアメイクを始めたばかりのころは、何度もやけどをしてしまった経験があります…。
だからこそ、あなたには安心してアイロンを使ってほしいと思い、今日はすぐに実践できる3つの対策をご紹介します。
1. 対策1:ストレートアイロンを使う
まず1つめは、ヘアアイロンではなくストレートアイロンを使うという方法です。
ヘアアイロンとストレートアイロンの一番の大きなちがいは、熱の出ているプレート部分がむき出しになっているのかいないのかという点です。
ヘアアイロンは、熱の出ているプレートに髪をクルクルと巻きつけてカールをつけていきます。
そのため髪を巻き込みやすいようプレート部分が円形になっており、むき出しの状態になっています。

ですがストレートアイロンは、熱を出すプレート部分が覆われているため、直接肌に触れにくい構造になっています。
そのため万が一肌にストレートアイロンが当たっても、カバーしている部分が先に当たるためやけどをすることはほぼありません。

しかも、さいきんのストレートアイロンは毛先のカールも作りやすいように設計されており、ナチュラルな外ハネや内巻きも簡単にできます。
私もふだんは、ストレートアイロンでスタイリングしています♪
ストレートアイロンを使って毛先に丸みを持たせることでおでこや首・顔まわりのやけどを防ぐこともできるようになります。
2. 対策2:利き手と反対の手に手袋をつける
これは意外と知られていない方法ですが、とても効果的です。
特に指や耳のやけどが不安な方にはおすすめ。
100円ショップなどで売っている綿の手袋でOKです♪
アイロンを持っていない側の手に手袋をつけておくことで、うっかり触れてもやけどしにくくなります。
ただ手袋は、夏場に使うと暑かったり冬ものの洋服といっしょに収納している場合があるため。100均などで販売されている夜のハンドケアに使う白い手袋が使いやすくてオススメです。
3. 対策3:タオルで肌を守る

太もも・首・肩など、肌が出やすい季節は、とくに注意が必要です
髪を巻く前に大判のタオルを肩にかけたり、ひざにかけておくと、アイロンが当たってもやけどを防げます。
私も仕事中は、かならずタオルを使っています。
やけど予防だけでなく、服へのスタイリング剤の付着も防げて一石二鳥ですよ♪。
あやまって手がすべって肩や首にヘアアイロンが当たってしまったり太ももに落としてしまっても、タオルを使うことでやけどをする心配はありません。
私も仕事のときはかならず大きめのタオルを持参していますが、やけどから身を守るだけでなく、スプレーやワックスなどが服につくことも防ぐことができるのでとても便利です。
過去に私の知人があやまってヘアアイロンを鎖骨のあたりに落として大きなやけどを負いましたが、もしタオルを巻いていたらこのような事態が防げたのではないかと思うととても残念です…。
夏はとくに首や肩など肌の出る洋服を着ることが増えるため、タオルを使ってヘアアイロンを使うことをオススメします。
まとめ|少しの工夫でやけど知らずのアイロン時間に♪

Hair : Yukiko Ogawa(AimaBle)
やけどが増えやすいこれからの季節。
でも、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、安心して巻き髪やアレンジを楽しめます。
今日からすぐにできる3つの対策を、ぜひお試しください。
- ストレートアイロンで巻く
- 手袋をつけて安全にスタイリング
- タオルを使って肌を守る
そしてなによりヘアアイロンで巻くときは、「黒い先端部分」を利き手と反対の手でしっかり持つこと。
これが、やけどを防ぐ最大のポイントです。

やけどをしない安全な使い方で、アップスタイルも巻き髪も、もっと楽しく美しく仕上げていきましょうね♪
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