シェーディングの入れ方|メイク初心者でも失敗しない3つのコツとメリット
はじめまして。
安心感のある丁寧な対応と豊富な経験で、あなたの理想を叶えるお手伝いを。
旅する出張ヘアメイク・エアブラシメイクアーティスト「AimBle」の小川敬子です。
今年は、過去最高に暑い日が続いたそうですね。
ほんとうに暑いなぁと、今も思います。
ただ、朝晩は暑さが少し和らぎつつあるように思います。
いつしかセミの鳴き声を聞かなくなり、かわりに秋の虫の鳴き声を耳にすることも増えてきました。
日中はまだ暑さが残りますが、秋は確実にやってきていることを実感します。
さて今日は、「シェーディング」についてお話しします。
「ハイライト」は顔に立体感やツヤを出すことで人気ですが、「シェーディング」を使っている方は少ないかもしれません。
ですがシェーディングを取り入れることで、より顔が立体的に仕上がり小顔効果を演出できます。
メイク初心者の方にも安心して取り入れられるシェーディングのコツをくわしくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘア&エアブラシメイクアップアーティストです。
大阪府生まれ。
ヘアメイク歴22年。
TONY TANAKA BEAUTY SCHOOL卒業後、ヘアメイク事務所で経験を積み、2015年に独立。
ブライダルヘアメイクの技術と経験を活かし、CMやメディア撮影から結婚式のヘアメイクまで幅広く活躍。
ACA エアブラシメイクアップディプロマ取得。
シェーディングがもたらす効果とは?

Client:Kei Mizuki(Enka singer)
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
顔に立体感やツヤを出すのが「ハイライト」。
反対に、影を生み出して引き締めるのが「シェーディング(ローライト)」です。
人の顔は平らではなく、おうとつがあります。
そのためハイライトで高さだけを出すのではなく、シェーディングを入れて影をつけることで骨格の立体感がより際立ちます。
とくに小顔効果を出したい方にとって、シェーディングは強い味方。
しかし、
といった理由から、取り入れていない方も多いのが現状です。
ハイライトは白っぽい色をしているため肌になじませやすくぼかしやすいですが、シェーディングは濃い色をしているため、ぼかすのがむずかしいと言うのが悩みとして大きいように思います。
そのような方にオススメしたいのが、パウダータイプのシェーディングです。
シェーディングの入れ方と種類

Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
シェーディングを入れる方法は2種類あります。
・ファンデーションを使う。
・シェーディング用コスメを使う。
ファンデーションを使う方法は、ふだんあなたが使っているファンデーションとは別に、肌から1~2トーン暗い色のファンデーションを使います。
ただ、シェーディングのためだけにファンデーションを用意するのは、コストパフォーマンス的に少し不向き。
そこでオススメなのが、シェーディング専用のコスメを使うことです。
シェーディング専用コスメは、2つの種類があります。
・スティックタイプ
・パウダータイプ
この2種類の中からメイク初心者さんにオススメなのは、「パウダータイプ」のシェーディングです。
初心者さんにパウダータイプをオススメする理由とは?

シェーディングは肌よりも暗い色なので、しっかりぼかさないと、
- 顔が汚れて見える。
- メイクに失敗した印象に仕上がる。
ため、ハイライトよりもテクニックが必要です。
とくにスティックタイプのシェーディングは主成分が油なので、発色が良くしっかり色がのるため、ぼかすテクニックがより必要です。
その点パウダータイプのシェーディングは付属のブラシでサッと軽く肌にのせて使えるため、ぼかすテクニックがスティックタイプよりも圧倒的に少なくて済みます。
また淡く発色するため、顔が汚れているように見えたりする心配もあまりありません。
「失敗したらどうしよう」と不安な方も、安心して挑戦できるのがパウダータイプの大きな魅力です。
シェーディングとハイライトの組み合わせ方について

多くのシェーディング用コスメは、ハイライトとセットになっているものが多いです。
ハイライトは専用コスメを使うため色が残りがちですが、私は、お客様の肌色に合わせてシェーディングカラーを薄めたいときにハイライトを混ぜて使っています。
パウダータイプのシェーディングを自然に見せる3つのポイント
パウダータイプのシェーディングを使うときのポイントは、
・手の甲で余分なパウダーを落として量を調整する。
・ブラシを使ってふんわりのせる。
・シェーディングを入れた後、仕上げにスポンジで輪郭をぼかす。
ことで、キレイにシェーディングを入れることができます。
シェーディングをブラシに取ると、ブラシの中までパウダーがたくさん入ります。
そのまま顔へ直接のせると、粉飛びして不要なところまでシェーディングが付いてしまったり、色が濃く付きすぎて失敗してしまいます。
なので、かならず手の甲でよぶんなパウダーを落として量と発色を調節してから肌へのせます。
またパウダータイプのシェーディングも指やスポンジで使えますが、発色が強くなってしまったりベースメイクがよれてしまう可能性があるので、ブラシを使うことをオススメします。
そしてメイクのワンポイントアドバイスですが、シェーディングを入れた後、メイク用スポンジでシェーディングの輪郭を優しくぼかすと、ベースメイクとの境目が自然にぼやけてとても自然な陰影に仕上がります。
このひと手間でシェーディングの仕上がりが格段に変わりますよ。
まとめ|ハイライトを引き立てるシェーディングに挑戦してみてください

Client : Ayako Hamana(Actress)
Hair & Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)
ハイライトは、シェーディングを入れることでより引き立ちます。
またハイライトとシェーディングがもっとも効果を発揮するのは、太陽などの光が当たったとき。
骨格のおうとつをより強調するため、顔がひとまわり小さく見えたり、目鼻立ちのはっきりした印象へと導いてくれます。
使い方がむずかしいと感じる方も多いですが、パウダータイプならテクニックいらずで取り入れやすいので、初心者さんにもオススメです。
メイクのポイントは、
・パウダーを手の甲で調整。
・ブラシを使う。
・スポンジで軽くぼかす。
この3つを意識すれば、キレイにシェーディングを入れることができます。
ハイライトの効果をより高めてくれるシェーディング。
ぜひ日常のメイクに取り入れてみてくださいね。
☆
「私に似合うメイクを学びたい」
そのような方のためにエマブールでは、オンライン・対面どちらでも選べるマンツーマンレッスンをご用意しています。
プロのヘアメイクが、あなたのお顔立ちやライフスタイルに合わせて分かりやすくアドバイス。
独学では分からないコツも、楽しみながら身につけていただけます。

\自宅で学べるレッスンです /