「メイク初心者には、ジェルかリキッドどちらのアイライナーが使いやすいのか知りたい」
「ペンシルやリキッド・ジェルライナーといろいろな種類があるけどなにがちがうのか知りたい」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
はじめまして。
私は、大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
あなたは、アイライナーをひくときになにを使いますか?
ペンシルでしょうか?
それともリキッドアイライナーでしょうか?
はたまたジェルアイライナーでしょうか?
メイクの流行りが変わるにつれ、化粧品もそれに合わせて進化していきます。
ですが、化粧品の種類のちがいが分からないとあなたがなりたいメイクに仕上がらなかったりとても使いにくいものを買ってしまうことになります。
今日は、ペンシル・リキッド・ジェルアイライナーのちがいとそれぞれのメリットやデメリットについてご紹介します。
このブログの信頼性について
このブログを書いている私は、ヘアメイクアップアーティストです。
専門学校を卒業後9年間結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
ブライダルヘアメイクにおいては、セントラファエロ・アンジェルミエールにて5年連続顧客満足度第1位を獲得しています。
現在はフリーランスとしてCMなどのメディア撮影から結婚式のヘアメイクなど、さまざま現場でヘアメイクアップアーティストとして活動を続けています。
それではさっそくご紹介します。
アイライナーの種類とそれぞれのちがいについて
現在販売されているアイライナーの種類は、大きく分けると3種類あります。
まず1つめが、ペンシルアイライナーです。
名前のとおりえんぴつのような形をしています。
そのため芯が小さくなったらメイク用のシャープナーを使って芯を削ります。
つづいてリキッドアイライナーについてですが、こちらは筆ペンのような形をしていて芯はブラシ状になっています。
そして最後は、ジェルアイライナーです。
アイライナーの中で一番歴史の浅いアイライナーになります。
形は、くり出し式のペンシルタイプとビンの中に入っている少しやわらかい固形のものとの2種類があります。
ではつづいてそれぞれの特徴とメリットやデメリットについて説明をしていきます。
ペンシルアイライナーの特徴とメリット・デメリットについて
化粧品の多くは、主成分として水・粉・油が入っています。
そしてそれらの比率を変えることによって作り方や形などが変わります。
ペンシルアイライナーは、主成分として油がもっとも多くふくまれています。
ですが、芯に硬さをもたせるため粉や水の配分もあるていど多めに入っています。
ペンシルアイライナーのデメリットは、毎回芯をけずらないと引いたラインが太くなってしまうことです。
アイラインは、目のりんかくを強調させるためにおこなうメイクです。
そのためナチュラルメイクに仕上げたい場合は、ラインを細く描くことが求められます。
またアイラインを引くときの基本はまつげとまつげの間を埋めるように線を引くことですが、芯が太くなるとまつげとまつげの間に芯先が入りにくくなるためアイラインがガタガタの仕上がりになります。
反対にペンシルアイライナーのメリットは、芯が大きく硬さがあることです。
そのためラインを引きやすくアイメイクもにじみにくいです。
アイメイクがにじむというのはメイクがくずれて目の下が黒く汚れてしまうことを差しますが、これはアイライナーにふくまれている油分とファンデーションにふくまれている油分や皮脂が混ざることで起こります。
その点ペンシルアイライナーは、油分の配合は多いものの粉の配合も多くなっているため粉が油を吸収しアイメイクがにじみにくくなります。
ペンシルアイライナーは、芯が硬くしっかりしているのでアラフィフ・アラカン世代の女性にオススメです。
理由としては、描くのに失敗しても修正がしやすいことや芯に太さもあるので鏡を見ながらどこを引いているのかがとても分かりやすいためです。
またラインをぼかすこともできるのでアイメイクに強弱をつけることもできるようになります。
リキッドアイライナーの特徴とメリット・デメリットについて
リキッドアイライナーは、主成分として水がもっとも多くふくまれています。
そのためとてもなめらかで繊細なラインを引くことができます。
リキッドアイライナーのデメリットは、引いたラインを修整することがむずかしいという点です。
リキッドアイライナーは、速乾性が高いため1度ラインを引くとぼかすことができません。
また部分的に修正しようとすると黒くにじんでしまい、1度アイメイクをすべて落としてベースメイクから作り直すという手間がかかりやすくなります。
私は仕事でも自分のメイクにおいても、長年ずっと使っているのはリキッドアイライナーです。
その理由は、
という点です。
ヘアメイクアップアーティストという職業がら私は撮影の仕事にたずさわることが多いのですが、近くで見ても美しく目元が引き立つことはもちろんのこと、遠くから見てもしっかりと顔立ちが分かるようにメイクをすることが大切。
その両方を叶えてくれるアイテムとしてリキッドアイライナーはとても重宝しています。
また芯の部分がブラシでできているためまつげとまつげの間をスルスルとぬうようにアイラインを描くことができ、とてもきれいなラインに仕上がりが描きやすいです。
リキッドアイライナーは、少しテクニックを必要とするためメイクに慣れている方やしっかりとアイラインを強調させたい方にオススメです。
ジェルアイライナーの特徴とメリット・デメリットについて
ジェルアイライナーは、ペンシルアイライナーとおなじで主成分として油がもっとも多くふくまれています。
ですがペンシルアイライナーとのちがいは、粉と水の量がとても少ないことです。
ジェルアイライナーの芯の部分を触っていただくとそのことがとてもわかりやすいです。
芯がとてもやわらかく少しベタッとした感じになっています。
ジェルアイライナーのデメリットは、油分の多さです。
皮脂やファンデーションなどの油分とアイライナーの油分がとても混ざりやすいため、目の下がとても黒くにじみやすいです。
私も10年ほど前はジェルアイライナーを使っていましたが、当時は結婚式場でブライダルヘアメイクをしておりジェルアイライナーを使うとご新婦様のアイメイクがとても崩れやすく、そのつど修正をしなければいけなかったので使うのを止めました。
ですが、10年も経てば化粧品も大きく進化しています。
今は、ジェルアイライナーもウォータープルーフ処方になっておりアイメイクがにじみにくくなっています。
ベースメイクで少し作りこみをしておけば、1日崩れる心配はありません。
アイメイクのにじみを防ぐメイクの仕方と、アイメイク用の化粧品の説明については、エマブール ブログ|パンダ目にならないアイメイクの方法と化粧品についてをご覧ください。
ジェルアイライナーのメリットは、リキッドアイライナー以上のなめらかな描きごこちの良さと修正がしやすいという点です。
油分が多いので、肌の上をすべるようにアイラインを描くことができます。
また芯の先が1.5mmととても細いものも販売されているので、細く美しいラインをスッとキレイに引くことができます。
さらにラインをぼかしやすくアイメイクに強弱をつけたりすることもできるため、ナチュラルからしっかりメイクと幅広いメイクの表現に対応することができます。
ジェルアイライナーのラインは修正もしやすいので、メイク初心者の方やナチュラルメイクが好きな方にオススメです。
リキッドアイライナーとジェルアイライナーのアイラインの見え方のちがいについて
ジェルアイライナーで引いたアイラインは、ぼかしてナチュラルな目元の仕上がりにしたりぼかさずに目の輪郭を強調したりといろいろな使い方ができます。
このアイメイクではジェルアイライナーを使っていますが、アイシャドウを重ねて少しぼかしています。
とてもナチュラルな目元に仕上がるので、今の流行りのアイメイクのふんいきをとても作りやすいです。
対してリキッドアイライナーは、ぼかすことができないためしっかりと目のりんかくを強調させたいときにオススメです。
目力にちがいのあることが分かると思います。
目力を出したいときやパーティーシーンなどにリキッドアイライナーはオススメです。
まとめ
アイライナーはペンシル・リキッド・ジェルの3種類があり、ペンシルとジェルはぼかしたりアイラインを修整しやすいですが、リキッドは修正はしにくいぶんしっかりとしたキレイなラインを引けるということをくわしくご紹介しました。
またペンシルはアラフィフ・アラカン世代の女性に使いやすく、ジェルはメイク初心の方、リキッドは少しメイクに慣れている方にオススメであるということについてもご紹介しました。
アイライナーは、目の印象を大きく左右するとても大切な化粧品です。
アイライナーを味方につけることで見た目の印象がより華やかになります。
どんどんと使いやすいものがたくさん出ているのであなたに合った1本を見つけてください。
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