はじめまして。
私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBle」の小川敬子です。
2023年2月にヘアメイクを担当させていただいたピアニスト・佐藤恵美子様のピアノソロ『Je te veux』と『献呈』がyoutubeで動画配信されましたので、youtubeページをご紹介しながらヘアメイクの打ち合わせや撮影当日のことなどについてつづりたいと思います。
ピアニスト・佐藤恵美子様の演奏曲『Je te veux』と『献呈』がyoutubeで動画配信となりました
2023年1月末。
ピアニスト・佐藤恵美子様から出張ヘアメイクのご依頼をいただきました。
佐藤様からヘアメイクのご依頼をいただくのは、2度目になります。
今回は、エリック・サティ作曲『Je te veux』と、ロベルト・シューマンがクララに贈った『献呈』(リスト編曲版)のピアノ演奏の動画撮影です。
佐藤様は、ピアノ演奏を映像で届ける『POETICA』という作品制作を手がけられています。
新しく公開となった『Je te veux』と『献呈』は、POETICAの第2作・第3作目の作品となります。
立ち上げの作品となる『ライラック』に引き続き、今回の撮影においてもヘアメイクを担当させていただけたことをとても光栄でうれしく思うばかりです。
『POETICA』第1作目の演奏動画「ライラック」の動画作品については、エマブールホームページ内ブログ、ピアニスト・佐藤恵美子様の演奏曲『ライラック』がyoutubeで動画配信となりましたをご高覧ください。
当日のヘアメイクや撮影中の様子についてもくわしくご紹介しています。
撮影日が決まり、佐藤様と当日の髪型やメイクのイメージについてのお打ち合わせが始まりました。
ヘアメイクのイメージについて
事前に髪型やメイクのイメージをまとめた資料をメールでいただいていたので、そちらを拝見させていただきながらお電話で細かい部分のイメージをすり合わせていきました。
前回と今回の作品で大きくちがう点としては、佐藤様の髪の長さがロングヘアーから少し長めのボブスタイルへと変わられていることです。
そのため前回はアップスタイルに仕上げましたが、今回はダウンスタイルでとのご希望をいただきました。
また当日身につけられる朱赤のイヤリングに合わせて、メイクもリップにポイントを置いて朱赤の口紅をメインに使うことになりました。
たくさんお写真を送ってくださったのでイメージが想像しやすくとてもありがたかったです。
お電話でお話させていただいた内容をまとめて髪型とメイクのイメージをカルテに書き出し、当日に臨みました。
撮影当日のヘアメイクについて
今回の撮影はやわらかい朝の陽の光を使って撮影をされるとのことで、前回同様早朝からご自宅へお伺いさせていただくことになりました。
朝早くからおうかがいしたにもかかわらず、今回もとてもあたたかく迎えていただけて感謝の気持ちでいっぱいです。
道具の準備を終え、さっそくヘアメイクへ。
佐藤様はとてもほがらかで優しく気さくな方なので、今回のヘアメイクの合間もたくさんお話をしてくださってとても楽しかったです。
楽しくお話をさせていただきながら、最終的な仕上がりイメージを確認しつつヘアメイクを仕上げていきました。
エアブラシを使ってベースメイクを仕上げ、アイメイクと眉をほどこして少し赤みのあるオレンジの口紅を口元へ。
ヘアスタイルはレトロモダンな印象にとご希望をいただいていたので、映画『007/スペクター』でボンドガールを演じたレア・セドゥのボブスタイルを参考に、大きくゆるく巻いたワンカールの内巻きスタイルに仕上げました。
ヘアメイク後、佐藤様に全体の仕上がりをご覧いただくと気に入っていただくことができてとてもうれしかったですし、今作のイメージに叶っていて安堵するばかりでした。
動画撮影へ
私がヘアメイクをしている間にカメラマンさんとレコーディングをされる方が来られ、撮影のご準備を進められていました。
ひさしぶりに皆様にお会いしたのですが、気さくに接していただけてとてもうれしかったです。
最終のヘアメイクとピアノチェックが終わり、撮影が始まりました。
シーンとした静かに少し張りつめた空気をピアノの音色がやわらかい空気へと変えていきます。
とても心地良いピアノの音色が、静かに耳から体の中へと響きわたっていきました。
プロのピアニストの方の奏でる演奏をこれほど間近で拝聴することができて、とても有難く思うばかりです。
最初は『Je te veux』から撮影が始まったのですが、
あっ、私もこの曲知ってます!
と、思わず口に出てしまうほど有名な曲です。
とてもかわいらしい曲調で私も好きな楽曲ですが、佐藤様から、
曲はすごくかわいらしいですが、じつはすごく熱烈な愛の気持ちが込められた曲なんですよ。
とくわしく教えていただいて、とてもおどろきました。
今の流行りの歌などもさまざまな気持ちを込めて作られていますが、クラシックミュージックは時代背景がちがうため、このようなことを教えていただくととても楽曲を聞くときの楽しみ方が変わってくるので面白いなと思うばかりです。
(ブログに挙げさせていただく許可はいただいています(笑))
楽曲『Je te veux』と『献呈』のyoutube公開へ
撮影された動画と楽曲の編集を終えられ、2023年8月29日に『Je te veux』、そして同年9月13日に『献呈』がyoutubeで公開となりました。
こちらは佐藤様のyoutubeページよりぜひご高覧くださいませ。
[blogcard url=https://www.youtube.com/watch?v=hEyhi7wJ8OQ]
[blogcard url=https://www.youtube.com/watch?v=eoOxJM0RXtU]
Piano | Emiko Sato
Recorded | Kohei Seguchi (Rapt Sound)
Video | Daishi Seta & Waverly Carmichael(Max’s Video Creation)
Hair & Make :|Yukiko Ogawa(AimaBle)
『Je te veux』は、色の移り変わりがとても印象的な美しい映像に明るくかわいらしい楽曲が組み合わさっていて、この曲が作られた時代の人たちと今を生きるわたしたちの生き方にちがいはあれど、人の気持ちはいつの時代も変わらないことを観る人の心に感じさせる作品ではないかとわたしは感じました。
『献呈』は『Je te veux』とは映像の印象が大きくちがっているので、作品のちがいを感じながら音楽を聴くとクラシックミュージックの面白さをより強く感じるのではないかと思います。
こちらの楽曲はテンポは速いですが、優雅さと気品、そして温かさを感じます。
作曲者であるロベルト・シューマンが妻のクララに贈った曲とのことですが、彼の想いやクララの人柄をとても伝えてくれているのではないでしょうか。
どちらの楽曲も「愛」を込めて作られた曲ですが、愛の表現のちがいを感じながら聴くととても興味深いですよ。
今回のピアノソロ動画の終わりの部分とyoutubeの説明文にも私の名前をご掲載くださっていて、佐藤様の温かいお心づかいに言葉では足りないほど感謝の気持ちでいっぱいです(涙)
いつも誠にありがとうございます。
音楽もさまざまなジャンルがあり時代とともに変化していきますが、クラシックミュージックは気持ちが休まったり癒されたりとヒーリング効果がとても高いように感じます。
そしてこの時代に生きた人たちが、自分の感情や考えを表現する方法の1つとして曲を作ったり奏でたこともとても興味深く思います。
秋になり過ごしやすくなってきましたが、秋の夜長に美しいピアノの音色を聴きながらおだやかな時間を過したいです。
またぜひたくさんの方に拝聴いただきながら、やさしい音色に心を癒していただけるとうれしいです。
このたびも、佐藤様の大切な撮影のヘアメイクを担当させていただき誠にありがとうございました。
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