特別養護老人ホーム様で開催されたファッションショーのメイキング映像を公開します

ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。

今日は当ブログでご紹介している、フクシル株式会社様が主催されているファッションショーのメイキング映像が完成しましたのでご紹介します。

フクシル株式会社様主催：福祉施設のファッションショー in フジの会

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前回のブログでご紹介した動画には、ファッションショーにご登壇されたモデルさんたちのショーの様子を掲載していましたが、今回は衣装を決める打ち合わせからはじまり、モデルさんの普段の施設での生活のご様子やファッションショー当日のヘアメイク中の風景、そしてわたしたちファッションショーにかかわったスタッフのコメントが掲載されています。

わたしもこのメイキング映像に出演しており、ひさしぶりに開催されたファッションショーの感想を述べさせていただきました。

ファッションショーが終わったあとの片づけをしているときに撮影をしたので、髪やメイクがボサボサになっているのはお許しください(笑)
裏方の仕事をしているのでこのように表立って出演することがないだけにコメントもしどろもどろだったのですが、ていねいに編集をしてキレイにまとめていただけたおかげでうまく話せているように映っていて感謝するばかりです。

今回のファッションショーはコロナ禍ということや、前回のショーから1年ぶりの開催ということもあって、打ち合わせや準備の段階からいままで以上に神経をとぎすませて準備をしなければならなかったとうかがいました。
その理由としては、特別養護老人ホームで生活をされているご高齢の皆さまは後期高齢者の年代の方々であるだけではなく、基礎疾患をお持ちの方も多く、また認知症をわずらわれている方もおられるからです。

ご高齢の方が亡くなる原因の1つに誤えん性肺炎が挙げられますが、肺炎は60歳を越えると予防接種があるようにとても危険視されている病です。
そのため新型コロナウィルスに感染すると肺炎の症状が出るということもあって、特別養護老人ホームやデイサービスといったご高齢の方のための施設ではたらく方々は、毎日徹底した体調や衛生面の管理をされています。
そのような場所でイベントを開催する事業者や業者は、施設の方々以上の徹底した管理が必要となります。

今回のファッションショーが開催された時期はちょうど大阪に緊急事態宣言が発令されてすぐのころでした。
ファッションショーの開催場所になっている特別養護老人ホーム様は京都にあり、このときはまだまん延防止等重点措置の状態だったのでファッションショーを開催できることになりましたが、ショーを運営しているフクシル様だけでなく施設のみなさまも、ギリギリまで開催できるかどうかわからずとても不安にされていたともおうかがいしました。

いろいろなこまかい部分の打ち合わせや準備を経て無事にファッションショーが開催でき、ご登壇されたモデルのみなさまだけでなく、そのご家族の方や施設のみなさまにもとてもよろこんでいただけて、あらためてこのイベントの重要性やわたしたちのヘアメイクの技術がしあわせのお手伝いになることを実感できてとてもしあわせな気持ちでいっぱいです。

ワクチン接種の効果も相まって感染者の数が減っていますが、治療薬が開発されるまではまだまだご家族のみなさまをお招きできる大きな規模でのファッションショーの開催はむずかしいのが現状です。

とはいえ、今回のコロナウィルスの件は衛生面や感染症に対する対策についてより深く考えるきっかけになり、その面ではとても良かったのではないかと個人的には思っています。
なぜならば、わたしの仕事は直接人と密接な距離でヘアセットやメイクをする仕事だからです。

ご高齢者の方だけでなく、どなたにも安全で安心して技術をご提供をしていけるようこれからも心がけていきたいです。

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